かにかも放送は年を越すのか?

写真
写真:スイートカフェ・キオッチョラ(岐阜・可児市)

以前、トッピーネットでも紹介したことがありますが、

ランチを食べに放送局に行く?ラジオとテレビの兼営局みたいな可児市のchiocciola
岐阜県可児市在住の相方が「テレビでおいしそうなお店を紹介していたから、ランチを食べに行こう」というので、可児の広見地区へと車を走らせました。「確かゆとりピアの近...

ケーブルテレビ可児本社ビル内にある、「sweet cafe chiocciola(キオッチョラ)」へとランチを食べに行ってきたのですが、もうね…。どうなってんの?

[広告]


ケーブルテレビ可児が広見地区に新社屋を建てたのが、一昨年の7月のことでした。それまで可児市総合会館の一角にあった「ケーブルテレビ可児」と、可児市と美濃加茂市をカバーするコミュニティFMラジオ局「かにかも放送(FMでんでん)」が同居して、可児市のメディアが集約された、地域の情報の拠点ともいえる施設が誕生したかのように見えました。

しかも、ラジオのオープンスタジオ前には、レストランまで併設され、まさに開かれた放送局の理想形のように見えました。ところが…。

写真

この日のランチメニューは、ツナとサツマイモの和風スパゲティー。

写真

クリスマスランチ(950円)にすれば、サラダ、ドリンク、デザートもついてとてもオトクで、味もやっぱり間違いなくて、この日もにぎわっていました。

かにかも放送が不穏な動きを見せたのは、移転から1年半が経とうとしていた、昨年の年末のことでした。2008(H20)年12月、社員が運営していたブログには、パーソナリティの多くが局を去りとあり、その運営していた社員自身も、ブログの更新を止め、局の今後は見届けられないとつづっています。

そして放送内容は大幅に縮小されました。ずっと音楽が流れているだけで、番組と言えるものが放送されているのは1日にたった2~4時間。しかも、全く番組が無い日も存在する始末。

さらにその翌月、新社屋への移転が無届けだったとして、電波法違反で、当局から厳重注意を受けたのです。加えて、独自ドメイン運営だったホームページが消滅、無料サーバーの運営に移行され、メールアドレスにメールを送っても、スタジオには届かないという、ラジオ局として致命的な状況に。

かにかも放送は今後どうなるのか、疑問符がたくさん浮かび上がったのですが、その反面、かにかも放送はこの、「sweet cafe chiocciola(キオッチョラ)」については、それまでどおり運営を続けており、放送事業はグダグダなものの、会社の実態として、レストラン運営は、軌道に乗っているように見えました。しかしです。

この、キオッチョラもこの12月27日より、当面の間休業するという張り紙が…。

写真

もう、だめかも?でもよくよく考えると、1日ずっと音楽が流れているFM局って、有線みたいで商売には逆に使えるよね。こんな放送実態でも、音楽だけの時間にも、湯の華アイランドとかはCMを流してるんだよね。

音楽だけでも、意外と聞かれているのかも?だって、でんでんはいつまで経っても潰れないですからね。一時期、でんでんも受けていましたが、トランスアメリカから全面的に番組供給を受け、オリジナルを貫いた名古屋中エフエムラヂオ放送は潰れたけど。

番組をあまり作らない方が存在し続けることができている。ラジオって…コミュニティFMって…何が正解なのかよくわからない時代になってきましたね。でもやっぱり、どう考えても、かにかも放送の落としどころがわからない…

まさか、現状のまま生き長らえることが、落としどころなのかな。そうかもね。そうかも、そうかも。

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

タイトルとURLをコピーしました