三重テレビ第2チャンネルの愛称は「エムツー」&「エムテレ」?

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三重テレビでは、数ヶ月に渡って、第2チャンネルの愛称を募集してきました。地上デジタル放送は、同時に複数の番組を放送できる「マルチ編成」仕様になっており、その場合、画質はハイビジョンではなくなってしまうのですが、1つのテレビ局が同時に複数の番組を流せることは、放送の大きな変革となるはずでした。

しかし…。

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テレビは地デジ化された際に、テレビ局の設備にはどこもこの「マルチ編成」の機能が搭載されており、ほとんどのテレビ局では、同時に3つの番組が放送できる仕組みに、三重テレビなど一部のテレビ局では、同時に2つの番組が放送できるようになっています。

今からちょうど10年前、2003(H15)年12月1日に東京・名古屋・大阪でスタートした、地上デジタル放送。民放で初めてマルチ編成を行ったのは、大阪・毎日放送の「板東英二欲張りプラザ」と、名古屋・テレビ愛知の「ヨーロピアンジャーナル」で、その地デジ開始とともに始まりました。

NHKでは、プロ野球中継などのスポーツ中継に活用され、ひとつのチャンネルでは野球中継を続け、もうひとつのチャンネルでは、通常番組を流すという編成が実施されるようになりました。

ところが、民放ではこの「マルチ編成」は定着しませんでした。なぜなら、視聴率が曖昧になってしまうからです。テレビの視聴率は、テレビ局に対して算出されます。たとえば、マルチ編成を行った際、そのテレビ局の視聴率が仮に10%だとして、その10%のうちどれだけが第1チャンネルを見ていて、第2チャンネルを見ていたのはどれだけか、というのがわからないのです。

そのため、広告主からはマルチ編成が敬遠され、実施するにしても、同種の番組、たとえば、プロ野球を2試合同時に放送する、違う角度から見た同じドラマを同時に放送するといったもので、コマーシャルは両チャンネルともに同じものを流す、といった具合にしかできないという事情がありました。

ところが、三重テレビにはそれがありません。なぜなら、三重テレビは視聴率の調査対象ではなく、もともと、視聴率がオンラインでは算出されないからです。(独自のアンケート調査は行われています)

三重テレビは、マルチ編成を実施する以前、1日に5割強もの放送時間が通販番組という、歪な番組構成になっていました。経営の厳しい独立テレビ局は、地上波もBSもどこも、このような編成なのですが、これに対して、総務省からは通販番組を総放送時間の3割以下にすべきだという、指針が示されました。そこで三重テレビは立ち上がりました。

平日は放送開始から夕方5時半まで、ずっとマルチ編成を実施し、第1チャンネルは、それまでどおり通販主体、第2チャンネルは、天気、株価、海外ニュース、行政情報と、ほぼ全て生放送番組を朝から夕方まで、ずらり並べたのです。

東京のフジテレビでこの取り組みが紹介された際、三重テレビは、「経営上どうしても通販を流さなくてはならないが、県域テレビ局として本来すべき編成を第2チャンネルで実現した」という趣旨のコメントを出しています。

三重テレビは、昭和60年代、来るべき全日放送実現への布石として、「中日新聞文字ニュース」を編成することで、それまで夕方からの放送開始だったものを大幅に繰り上げたのですが、その夢がこの第2チャンネルでようやく叶った、というわけなのです。

第2チャンネルの活用は奏功し、現在、三重テレビの総放送時間における通販番組の割合は、3割を下回っています。

その第2チャンネルに愛称がつけられることになりました。応募の中から決まったのは…

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「エムツー」三重テレビの頭文字「M」に、第2チャンネルの「ツー」ツーは津にもかかっていますかね。名付け親は愛知県高浜市の方で、見事、100万円が贈呈されることになったと…。うらやましい。

それで、ちょっと気になったのが。この「エムツー」が決まったことについて、夕方ワイド「とってもワクドキ!」のパーソナリティ稲葉さんが、「三重テレビ第2チャンネルは『エムツー』に決まりました。第1チャンネルの『エムテレ』とあわせてよろしくお願いします。」って言ったんだけど…。

三重テレビっていつ「エムテレ」になってたんだ?知らなかった。

2チャンネルEテレ
6チャンネルメ~テレ
7チャンネルエムテレ。

うーん。なんか…。でも「エムツー」になぞらえて「エムワン」ってわけにはいかないしね。

三重テレビの「エムテレ」&「エムツー」今後どのようにブランディングされていくのか、楽しみです。ホームページとかウォーターマークとかEPGとかも、ガラっと変わるんだよ…ね?そのうち。

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