テロップに感じる似たもの同士・フォントもそうだけどフォントだけでもない

150512

「かながわ旬菜ナビ」(tvk)

日曜の朝に関東にいるとどうしても見てしまう

 テレビのテロップは、フォントと装飾によってその「テレビ局らしさ」「制作会社らしさ」が現れる要素ですが、私が日曜の朝に関東にいると、どうしても気になってしまう番組があります。それが、tvk(テレビ神奈川)の「かながわ旬菜ナビ」です。

 tvkは老舗の独立U局。神奈川県のみを法定エリアとするものの、長年、東京のモアチャンネルなテレビ局として存在してきました。そう、TOKYO MXが地デジ化するまでは…。

 かつての東京のモアチャンネルから、神奈川県の県域局へと立ち位置を少しずつ変えているtvkは、同じ独立U局である三重テレビと、使うフォントの傾向が似ているんですよね。

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テロップシステムが同じなのでしょう

 この「フォントが似ている」傾向は、tvkと三重テレビだけでなく、びわ湖放送、東海テレビ、関西テレビにも感じるもので、きっとこれらのテレビ局は、テロップシステムが同じメーカーのものなのでしょう。

 三重テレビではたまに「テロップシステムのラムダシステムズ」というCMが流れますし、その、ラムダシステムズのホームページに掲載されているカタログにある、ラムダのオリジナルフォントを見ますと、これらのテレビ局で使われているものがありますので、たぶん、そういうことなんだと思います。

でもセンスが違うと感じることもある

 しかし、使われているフォントが同じとはいえ、東海テレビと関西テレビでは受ける印象が違いますし、びわ湖放送も違います。輪郭をぼかすことがほとんどの三重テレビと、ニュース番組ではシャープな印象のtvkもまた、全然違います。

 ところが、そのtvkの「かながわ旬菜ナビ」のテロップの印象は、普段の三重テレビとほんと、一緒なんですよね。三重テレビの番組かと見間違うくらいに。

文字装飾の勉強になります

 ラムダシステムズのテロップシステムを使っているところは、ダイナフォントを併用することが多いのですが、私も、サイト制作で使っているのはダイナフォントなので、その、三重テレビっぽく感じるのはなぜかを考えていくうちに、文字装飾の違いで印象って全然変わるんだな…と、わかりました。

 なぜ、かながわ旬菜ナビは三重テレビっぽいのか、同じフォントなのにtvkのニュースは違った印象を受けるのか。

 三重テレビクラスタの皆さん、機会があったらぜひ、tvkの「かながわ旬菜ナビ」おすすめです。「なんやこれ、まるで三重テレビやないか!」と思うことウケアイです。

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