ココストアとミニストップの提携解消で共同開発だった世界の山ちゃん監修商品はどうなる?

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世界の山ちゃん監修 鶏竜田&ポテト(ココストア)

世界の山ちゃんの味をコンビニで

 名古屋に本部を置くコンビニエンスストア「ココストア」で販売されている「世界の山ちゃん監修 鶏竜田&ポテト」を買ってきました。

 さすが「※辛いのでご注意ください」という文字のとおり、竜田揚げも一緒に入っているポテトもしっかりスパイシー。山ちゃんの味そのものというわけではなく、竜田揚げとポテトにぴったりの味付けになっていて、辛かったですが、あっという間にいただけました。

 この「世界の山ちゃん」コラボメニューは、ココストア単独で売っているものではありませんでした。

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世界の山ちゃんとは

 名古屋の人であれば、「世界の山ちゃん」という名を聞けば、すぐにそれが何かはわかると思いますが、それ以外の地域ですと、首を傾げる人もいるかもしれませんね。

 世界の山ちゃんとは、風来坊やつばさやと並んで、名古屋の名物である「手羽先のから揚げ」の代表ともいえるチェーン店。特に山ちゃんは、その名前のインパクトと、特徴ある創業者の似顔絵で印象も強く、また、手羽先イベントを率先するなど、手羽先の名古屋名物化を特に推し進めている会社です。

 そんな名古屋の「世界の山ちゃん」と名古屋のコンビニ「ココストア」のコラボ。名古屋×名古屋な組み合わせかと思いきや…。

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世界の山ちゃんコラボ商品は3社共同開発

 世界の山ちゃん監修メニューは、この鶏竜田&ポテトだけでなく、これまでにも「味噌カツ」「エビフライ」「塩焼きそば」「スパイシー鶏肉まん」「豚骨ラーメン」など、名古屋の味をイメージした商品を次々と開発してきました。

 初めて登場したのは、3年前のことでした。

 このコラボメニューは、2012(H24)年、世界の山ちゃんを運営する「エスワイフード(本社:名古屋市)」と、「ココストア(本部:名古屋市)」と「ミニストップ(本部:千葉市)」の3社による共同開発商品として生まれたのです。そして当初は、ココストア(近畿と中国を除く)、ミニストップ、エブリワンの店舗での販売となりました。

 その後、スリーエフ(本部:横浜市)が加わり、世界の山ちゃん監修メニューは、「ココストア×スリーエフ×ミニストップ」の共同開発商品として販売が続けられてきたのです。

 その原点にあるのが、2012(H24)年8月16日に結ばれた、ミニストップとココストアの資本・業務提携です。商品の共同開発を含め、物流体制や店舗システムも共通化し、コスト削減を目指したのです。

 ところが…。

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ココストアはファミリーマートに…

 先日、報道にありましたとおり、ココストアはファミリーマートに買収されることが明らかになりました。

⇒「かつて愛知県で店舗数2位だった日本初のコンビニ「ココストア」をファミリーマートが買収へと報道

 この買収が進めば、ココストアはファミリーマートとなるでしょうから、その見通しとなれば、もちろん、ココストアとミニストップの関係は終了です。

 その関係が断たれるのが、2015(H27)年8月15日です。丸3年で終了です。

 ということは、ココストアとミニストップの共同開発商品である、この「世界の山ちゃん監修」シリーズは、食べ納めなのかな…と思いながら、鶏竜田&ポテトを食べ終えたのでありました。

 業務提携解消と同時に、ココストアとミニストップの資本提携も解消になるとのことです。

 ただ、この業務提携解消が発表された3月以降、ミニストップは単独で、世界の山ちゃんコラボ商品を出していますし、この鶏竜田&ポテトも、ココストアでは7月22日新発売商品という扱いになっているので、どっちにも残るのかもしれませんが、ココストアがいつまであるのか…ですね。

 山ちゃんコラボは、最終的に名古屋じゃないほうのコンビニに残った…という形になるかもしれませんね。

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