台湾まぜそば(マルハニチロ)
すっかり定着している台湾まぜそば
名古屋のオリジナルメニューとして、長年その地域を築いてきた「台湾ラーメン」。本場の台湾には無いことも多くの人が知ることとなりましたが、ここ最近は、そんな台湾ラーメンに着想した「台湾○○」が増えていることは、このブログでも再三取りあげています。
台湾まぜそばは、名古屋市中川区の「麺屋はなび」が発祥店とされており、7年ほど前に誕生しています。台湾まぜそば味のスナック菓子にも「新なごやめし・麺屋はなび・元祖台湾まぜそば」と説明がありました。
そんな台湾まぜそばもすっかり一般化。スガキヤのメニューになり、フードコートのお店でも出され、スナック菓子にもなりました。そしてとうとう…。
マルハニチロの台湾まぜそば
今回スーパーで見かけたのは、マルハニチロの「台湾まぜそば」です。「節子(ぶしこ)がきいた辛くて旨い、やみつきの味」「全粒粉入りの麺」「卵黄を入れてもおいしい!」とアピール文がパッケージに踊ります。
マルハニチロといえば、東京に本社を置く全国区企業。かつてのマルハ(大洋漁業)と、ニチロ(北洋漁業)をルーツとしている会社で、どちらも名古屋との縁は無く、純粋な全国区企業です。
そんな会社が「台湾まぜそば」を出してきたのですから、さらに、一般化したといってよいでしょう。
肉味噌とねぎとにら
さっそくいただきました。まず、節子がきいているというのがわかります。しっかりと味が引き立っています。そして肉みその味と、ねぎとニラ。台湾まぜそばの味は来るのですが…。
麺の味をしっかりと味わって欲しいのか、やや、台湾まぜそば自体の味が薄めといいますか、パンチが効いていないといいますか、マイルドな印象を受けました。
むしろ「台湾○○はちょっと苦手…」という方には、入門編としてちょうどいいかもしれません。
あれ…書いて無いけど大丈夫?
食べ終わって、ふとパッケージを見て思ったのですが、「節粉がきいた」や「卵黄を入れても」や「やみつき」はいいのですけど、これ、あの大事な一言が書いてない気がするんです。
「台湾まぜそば」あらためてじっくり見ても、やっぱり、あれが書いてありません。
あれとは、そう「名古屋名物」「名古屋めし」「名古屋の味」といった文言です。これだと、台湾の料理だと思われてしまいませんかね…。
それとも、台湾にはこれくらいのマイルドなまぜそばがあるのでしょうか?いや、無いですよねえ…。
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