鳥開総本家(名古屋・中村区)
今年が初の「名古屋コーチンの日」
昨年10月、名古屋ローカルで一斉に報じられたのが「3月10日が名古屋コーチンの日に認定されました!」というニュースでした。あれから半年、いよいよ認定後初となる「名古屋コーチンの日」がやってきました。
そこで今回は、もうすべてが名古屋コーチン!という、特選の親子丼をいただきましたので、ご紹介しましょう。
そもそも、なぜ3月10日が名古屋コーチンの日?
国産実用品種第1号になった日
今から112年前のこと。1905(M38)年3月10日のことでした。「サムライ養鶏」と呼ばれた、旧尾張藩士の海部兄弟が取り組んだ地鶏「名古屋コーチン」が、肉質も産卵能力も優れているということで、日本家禽協会から国産実用品種第1号として認定されたのです。
その後、ブロイラーなどに追われて名古屋コーチンは消滅しかかるのですが、バブルのグルメブームで華麗に復活。今では、名古屋の人がなかなか手の届かない名古屋名物となっています。
昨年この3月10日を名古屋コーチンの日にしたという名古屋コーチン協会に対して、一般社団法人日本記念日協会が認定証を授与。そして今年、平成29年、おにくです。さらには酉年。鶏肉にふさわしい年、平成29年3月10日が初の「名古屋コーチンの日」となったのです。
名古屋を盛り上げるためにこだわる!
今回、そんな名古屋コーチンをいただいたのは「鳥開総本家」。名古屋を中心に店舗を展開する鶏肉料理専門店。地物にこだわっていて、鳥開総本家は手羽先もなんと名古屋コーチンを贅沢に使用しているのです。
さらに骨付きももをコーチンの出汁でじっくりと炊きあげる水炊き鍋もおいしそう…ですが、今回は親子丼です。
ちなみに、鳥開総本家は「鮮度・安全・安心」にこだわり続けており、その理由は「名古屋を益々盛り上げていくため」。根底にはそれがあるのですね。
フルで名古屋コーチンな親子丼
鳥開総本家の親子丼は3種類。まずは「国産もも肉+国産玉子」、次が「名古屋コーチン正肉・むね肉+国産玉子+卵黄だけ名古屋コーチン」、そして最上級は「すべてが名古屋コーチン」です。
今回いただいたのは、その、すべてが名古屋コーチンの「特選・名古屋コーチン親子丼」です。
使われているお肉は、上質な肉質のみを厳選した名古屋コーチン。さらに卵は3つ使用!ふわふわすぎますよね。さらに卵黄も濃厚な名古屋コーチン。
かつお出汁も厳選、醤油は愛知県産の高級醤油、みりんも3年熟成モノ。全国丼グランプリ3年連続金賞も納得です。
さらには漬物に、小鉢に、コラーゲンスープですよ。
鳥開総本家は名古屋駅~栄間に7店舗、岐阜の土岐プレミアムアウトレットと、あと、なぜか埼玉にあります。
名古屋コーチンづくしの親子丼。たまらんかった。
今、名古屋コーチンは大型化を研究しているそうで、それが新聞1面に載るのが名古屋です。効率を求める名古屋は、鶏にまで、しかも高級素材にまで、それを求めるのですね。
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