テレビ愛知の致命傷を利用せよ!?

写真：メディアスネットワークの地デジ移行案内

この日記では、これまでに幾度か、テレビ愛知のデジタル放送が、愛知県内で視聴できない場所があるという話を取り上げてきました。そんななか、先日「とうとうこんなダシに使われてるよ！」というチラシを、友人からいただきましたので、ご紹介したいと思います。

そのチラシとは、東海市・大府市・知多市・東浦町などをカバーするケーブルテレビ局「知多メディアスネットワーク」が、地デジ移行をオススメする内容のもの。まあ、ケーブルテレビ局のチラシですから、地デジに移行するのを機に、ケーブルテレビへの加入を促していて、アンテナ受信の場合のデメリットが書かれているわけです。

「アンテナ受信の場合はこんな点が心配かも…」

・設置場所の電波の状態に応じたアンテナが必要です
→そうですね。特に愛知は、アナログ放送と電波を発射するタワーの場所が全然違いますから、アンテナの調整・設置が必要になります。

・アンテナ設置費用は35,000円～
→まあ、設置でなくとも、調整は必要になりますから、電気店に頼むと、それなりの費用はかかりますよね。

・テレビ愛知の電波が弱く、受信に影響が出る地域がございます。
→！

こ…これは…。ケーブルテレビに入らないと、テレビ愛知が映らないかも、ってこと…だよね？昔は、ケーブルテレビに入ると、三重テレビが綺麗に映ります、なんてことをアピールしていたケーブルテレビ局はあったけど、まさか、自分の県のテレビ局であるにもかかわらず、ケーブルテレビ局に「ケーブルに入らないとテレビ愛知が映らないかも」と言われ、広告宣伝材料のひとつにされているなんて！

しかも皮肉なことに、メディアスの地域では、本来はエリア外のはずの三重テレビは、
バッチリなんですよね。総務省が発表している、電波到達エリア図でも、三重テレビの電波は東海市、知多市と完璧にエリア内になっています。

それにしても。テレビ愛知は、こんな扱いされて…。いやほんと、何とかしないと、愛知県の広告媒体として致命的では。