瀬戸の日本初が…消えます

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写真:JR東海バス(愛知・瀬戸市)

瀬戸市に残る「日本初」のあるものが、とうとう今月末で消えることになりました。それは、JR東海バス。

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JR東海バスは、今月いっぱいで、路線バス事業から全面的に撤退することになっています。JR各社のバス子会社のなかで、路線バス事業からの全面撤退は初めてのことです。

実は、日本で初めて、いわゆる国営のバスが走ったのが、この瀬戸市なのです。というと少し語弊がありますね。瀬戸市を通った、多治見市と岡崎市を結んだ、「省営バス岡多線」が日本初の国営バスだったのです。

現在、その痕跡をとどめているのが、瀬戸市駅と品野を結ぶ「JR東海バス瀬戸北線」です。かつて、省営バス岡多線は、「国鉄岡多線」が建設されるまでの代替として、運行が始まったのです。

国鉄岡多線計画は、明治、大正、昭和と時を越え、岡崎-瀬戸市間のみ、愛知環状鉄道として実現に至りました。しかし、瀬戸市と多治見市を結ぶ区間は結局実現せず、バス路線のまま21世紀を迎え、品野-多治見間が廃止となり、そして今回、JR東海バスそのものが廃止されることとなりました。

トッピーネットでは、そんな国鉄岡多線、国鉄瀬戸線計画から、今回のJR東海バス瀬戸北線の廃止までを、実際に区間を歩いて、痕跡を見つけつつ振り返るとともに、未来への展望を3回にわたってシリーズで特集します。

せひご覧ください。

発祥地・瀬戸市では最後の最後まで走り続けた...JR東海路線バス撤退レポート1
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