クルマに関するテレビ番組のテーマ曲に注目

コーナー概要

岐阜県中濃地区の地上波FMラジオ局「FMらら」で私TOPPYが火曜日の夕方にお送りしている「カモトピ」では、これまでテレビやラジオなどで「聴いたことあるなあ~」という楽曲をテーマごとにご紹介するコーナー「どこかで聴いたSONG」をお届けしています。

2026年6月2日の放送では、

「クルマに関するテレビ番組のテーマ曲特集」

をお送りしました。

クルマを紹介するテレビ番組は、単に自動車の性能を伝えるだけではなく、その時代ごとのクルマ文化や憧れ、ライフスタイルも映し出してきました。

今回は、1970年代後半から現在まで続くクルマ番組の歴史を、テーマ曲とともに振り返りました。ドライブの高揚感を感じさせる楽曲から、往年のクルマ好きなら思わず番組の映像が脳裏によみがえりそうな楽曲まで、幅広くお届けしました。

放送楽曲

モーターランド/モーターランド2

David Foster「♪Winter Games」

1985年から2000年まで放送されたテレビ東京・テレビ愛知制作の自動車番組「モーターランド」「モーターランド2」から「2」のテーマ曲です。

もともとは1988年のカルガリー冬季オリンピック公式テーマ曲として制作された楽曲ですが、番宣も多く流れていましたので、当時を知る人はオリンピックよりも「モーターランド2」の印象の方が強いかもしれません。

テストコースを走る新車やワインディングロードを駆け抜ける映像とともに流れるこの曲は、まさにバブル期から平成初期のクルマ文化を象徴する一曲でした。

楽しいのりもの百科

ボブ・ジェームス「♪We’re All Alone」

クルマ専門番組ではありませんが、1985年まで放送されていた5分間のミニ番組「楽しいのりもの百科」のテーマ曲です。

ソニーの一社提供で放送されていた番組で、自動車はもちろん、飛行機や船舶、鉄道などさまざまな乗り物を紹介していました。

子どもの頃、この番組を見て乗り物好きになったという方も多いのではないでしょうか。短い番組ながら迫力ある映像が魅力で、当時の子どもたちの知的好奇心を大いに刺激していました。

ドライブ A GO!GO!

Loverboy「♪それ行け!ウィークエンド(Working for the Weekend)」

1998年から2016年まで放送されたトヨタ提供のドライブ番組「ドライブ A GO!GO!」のテーマ曲です。

毎週、芸能人がトヨタ車で各地をドライブするという内容で、日曜夕方の定番番組として親しまれました。

クルマそのものを紹介する番組から、クルマで出かける楽しさを伝える番組へと時代が移り変わっていったことを象徴するような番組でもありましたね。

出動!ミニスカポリス

ミニスカポリス「♪ミニスカポリスのテーマ Love&Peace」

1996年にスタートした深夜番組「出動!ミニスカポリス」のテーマ曲です。

のちのイメージではお色気バラエティ番組として知られていますが、実はスタート当初はクルマ情報番組でした。

その後、お色気路線へと変化し、さらにパチンコ情報番組へと姿を変えていったという、なかなか珍しい歴史を持つ番組です。

カーグラフィックTV

松任谷正隆さん「♪The Theme of Winner」「♪The Last Run」

現在もBS朝日で放送が続く長寿番組「カーグラフィックTV」のテーマ曲です。

1984年にスタートした番組で、長年にわたり松任谷正隆さんが司会を担当しています。そしてナレーションは声優の古谷徹さん。番組スタイルが何十年も大きく変わっていないことも、この番組の魅力のひとつです。

クルマ好きの方にとってはもちろんですが、美しい映像と落ち着いた番組づくりで、クルマに詳しくない方でも楽しめる番組として支持され続けています。

新車情報’87~’91

竜童組「♪韋駄天」

1977年にスタートした自動車番組の金字塔「新車情報」で、1987年から1991年まで使用されたテーマ曲です。

司会の三本和彦さんと自動車メーカー開発者とのやり取りは、まさに真剣勝負でした。メーカーの広報番組になりがちな自動車番組の中で、購入者目線から厳しい質問を投げかけるスタイルは画期的で、多くのクルマファンの支持を集めました。

私の父も毎週欠かさず見ていました。クルマ好きのお父さんがテレビの前に座っていた風景を思い出す方も多いのではないでしょうか。

新車情報2002

三原善隆さん「♪Winning Cup」

同じく「新車情報」シリーズから、2002年以降の番組で使用されたテーマ曲です。

三本和彦さんといえば、「いつもの山坂道に持ってまいりました」というおなじみのフレーズも印象的でした。

実際に公道へ持ち出し、あえて少し荒い操作も交えながら新車の実力を確認する姿は、メーカー発表だけでは分からない本音のレビューとして多くの視聴者に支持されていました。

クルマ番組の歴史を語る上で、「新車情報」は欠かすことのできない存在ですね。

今回の特集を振り返って

今回の特集では、クルマに関するテレビ番組のテーマ曲を通じて、日本の自動車文化の変遷を振り返りました。

1970年代から1980年代には、新車そのものを紹介する番組が人気を集め、1990年代以降はドライブやライフスタイルを楽しむ番組へと変化していきました。

また、テレビ愛知の「モーターランド2」や長寿番組「カーグラフィックTV」、そして自動車番組のパイオニアともいえる「新車情報」など、それぞれの時代を代表する番組が登場し、クルマ好きの記憶に強く刻まれています。

テーマ曲を聴くだけで、テストコースを走る新車の映像や、山坂道で試乗する三本和彦さんの姿、日曜夕方のドライブ番組の風景がよみがえったという方も多かったのではないでしょうか。

クルマ番組のテーマ曲は、単なるBGMではなく、その時代のクルマへの憧れや楽しさを象徴する存在だったのかもしれません。

番組のサイトはこちらから。楽曲以外の部分はポッドキャストで放送後1か月程度配信しています。

第373回/2026年6月2日放送 - 4時です!火曜はカモトピ
この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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