映画見てきました「サロゲート」

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サロゲート。それは人間の形をした身代わりロボット。人が遠隔操作をすることができ、室内にいながらにして、その身代わりロボットの、触覚、嗅覚、視覚など全てが体感できる一方で、

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たとえサロゲートが事故などで死んでも、操作しているオペレーターは無事でいられるというもの。最初は特殊な用途でのみ使用が認められていたのが、そのうち、一般人の生活でも使用できるようになり、一部のサロゲート使用に反対する少数派が設置した、独立区を除いては、世の中の人々はほとんど、サロゲートによって、外出し、仕事をし、遊ぶようになり、本人は室内から一歩も外に出ない生活をするようになった…というお話。

外出するのは全てサロゲートであり、人間はずーっと家の中にいることになり、たとえ、サロゲートが事故や犯罪に巻き込まれて死んでも、それは殺人ではなく器物損壊。人間は危険にさらされることなく、生活ができ、なおかつ、好みのサロゲートを使用することで、実際の姿とは関係なく、人種、年齢どころか、性別さえも、好みのものを選ぶことができ、外出先で出会ったサロゲートが金髪の美女でも、実際のオペレーターはむさくるしいオッサンなんてことも。

映画の本編が実際、1時間半強しかなく、ストーリー展開がかなり早く、伏線の回収がセリフだけだったりと、かなりスピーディーな展開でしたが、その伏線の多さにはちょっと「おぉ」と思えました。さて、設定としてはかなり非現実なわけですが、自分に心当たりが無いわけではないといいますか、ちょっと考えさせられました。

私は結構、このネット上での人格である「TOPPY」と、実際の自分の間には乖離があると実感していて、それが、オフ会をあまり積極的に開かない、いや…開けない一因になっています。それは、自分がなりたい姿を演じているのか、それとも、リアルな人格の捌け口がこの人格なのか、まさか、本当の自分の人格はネット上の方なのか…。

なんて考え出すと、身代わりロボットであるサロゲートの姿は、非現実な設定ではなくて、インターネット上における別人格を象徴するものなのかもしれない、と思えて、とても身近なストーリーに感じられました。

ホームページ、ブログ、ツイッターで交流している相手。それらに存在する人格は、実は、誰かが作り出している幻で、現実世界には存在しない…なんてことも多いのかもしれない。

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コメント

  1. びょん吉 より:

    ネット上での人格でこの映画を選択したけど、実際の人格の方で見たかったのは「涼宮ハルヒの消失」ということですか

  2. >びょん吉さん こんにちは
    うーん。ハルヒはこれまで見たこと無いです…。
    それに、映画館にアニメを見に行くのは、
    ポケモンとジブリくらいですね…。

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