大治区だけは現実味が

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写真:名古屋市と大治町の間を流れる庄内川
【中日新聞】合併の勉強会申し入れ 岩本大治町長、河村名古屋市長と初会談

これまで、平成の大合併の際に、周辺自治体がどれだけラブコールを送っても、首を縦に振ることのなかった名古屋市。師勝町と西春町なんかは、そのラブコールが市の名前という形で、

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思わず表面に出てきてしまい「北名古屋市」に。名古屋市は、現在の状況のまま、どことも合併せずに…と思ったら、急に動きが出始めました。

それは、中村区の西隣にある大治町です。大治町では、先月町長選が行われ、名古屋市との合併を推進することを公約した、元中日ドラゴンズの選手で、町議だった岩本氏が当選を果たしました。果たして、あの名古屋市が合併協議になど応じるのか?

しかし、この記事にありますように、名古屋市は大治町との合併がまんざらでもないという対応になっています。これまで、どれだけ周囲の自治体がラブコールを送っても、その素振りを見せることのなかった名古屋市が、なぜ大治町に対しては好意的なのか。

大治町には、名古屋市上下水道局の大治浄水場があり、ここで作られた水は、名古屋市西部一帯へと給水されており、非常時の応急給水用水を貯水する配水塔もあります。つまりは、大治町無くしては、名古屋市の水道は成り立たないということです。

そのため、大治町内には名古屋市の市バスが運行されているなど、名古屋市側の配慮が見られます。名古屋市の市バスは他にも、日進市や尾張旭市地内など、市外を走っている部分がありますが、それらは経路として、通らざるを得ない場所であるのに対し、大治町を走る市バスは、ただ単に、大治町まで路線が延長されていて、大治町地内が終点となっているのです。

このような事情から、大治区の実現は、可能性として高いのかもしれません。ただ、肝心の大治町議会は、あま市との合併推進派の議員が多く、今後の成り行きが注目されます。

それにしても、岩本新町長。前町議でもありますので、元ドラゴンズの選手といっても、ただのタレント首長ではないのはわかるのですが、試合開始前のナゴヤドームで、

「ドラゴンズファンのみなさん」
「ドラゴンズファンのみなさん」
「元中日ドラゴンズの」
「元中日ドラゴンズの」

と、連呼しながら、

「わが党は人気取りはしません」
「わが党はタレント候補は出しません」

という内容を、参議院議員選挙立候補予定者と一緒に演説するのは、正直どうなのかな~。

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