びっくりドンキーの強みはどこなんだろう

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写真:びっくりドンキーのハンバーグ(岐阜・美濃加茂市)

久しぶりに、びっくりドンキーでお昼ご飯を食べました。びっくりドンキーといえば、岩手・盛岡を創業の地とし、北海道・札幌に本社を置く、ハンバーグレストランチェーンで、

店舗の外観や内装は独特な個性を放ち、大型の木製メニューなど、「びっくりドンキー」らしさをずっと大切にし、他のファミリーレストランチェーンとは一線を画すイメージがあります。

今では、

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本社のある北は北海道から、南は沖縄県まで、全国各地に出店を果たしていますが、かつて、それほど店舗数が無かった時代、かなり前から、自分の住んでいた瀬戸市にはびっくりドンキーがあり、瀬戸市民にとっては、ファミレスと言えば、「不二家レストラン」か「ドンキー」か、二択を迫られるという時代があったので、私個人として馴染み深いレストランチェーンです。

ただ、瀬戸店のように古くからある店舗では、店の造り自体にもアメリカンな個性を感じることができるのに対し、最近の店舗からは、よくあるファミレス店舗の造りに、上から小物を「貼る」という演出で個性を出している印象を受けます。

それもそのはず。どうも、ここ最近のびっくりドンキーは、既存の撤退店舗跡地に出店するという、半居抜きのような出店を戦略としているとのことで、納得です。そういえば、今回訪れた美濃加茂店も、かつてはデニーズだった場所でした。しかもそこは、ガスト(旧・すかいらーく)の向かい。

デニーズも無謀なことをやったものだと思いますが、そんな場所でも、びっくりドンキーはやっていけるわけで、近年、外食離れが起き、ファミリーレストラン生き残り戦争の最中でも、びっくりドンキーは個性を発揮して、その戦場の跡地をちゃっかり自分の領土にしている…と。

ただ唯一、昔は接客も安かろう悪かろうが残念だったのですが、今回はそんな印象も受けませんでした。さすがにそれは、店舗によるのかな。

外食業界のしくみ (図解雑学)

外食産業ってやっぱり面白いですよね。でも、業界に身を投じるなら、業界研究はしっかりしないと…ですね。戦場に赴くようなものですから、どの軍に所属するかを間違えれば、命を落としかねません。

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