瀬戸電のあの音が聞けなくなるのね

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写真:名鉄瀬戸線6750系車両

名鉄瀬戸線、通称「瀬戸電」に、1986(S61)年、新型の瀬戸線専用電車として投入されたのが、「吊り掛け式」と呼ばれる駆動方式を採用した、6750系でした。この、吊り掛け式がこの春に引退するということで、

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20日に「さよなら運転」があったとのことです。

名鉄瀬戸線 6750系 独特の重低音響かせさよなら運転

私は残念ながら詳しくないので、吊り掛け式がどのような駆動方式なのかは説明できませんが、あの、独特な「音」は、「あ、吊り掛けだ」とすぐにわかるもので、いかにも瀬戸電というらしさを感じたとともに、頑張ってるなぁ~という印象を受けるものでした。

名鉄瀬戸線にはかつて、喜多山に車両基地があり、そこで、赤い電車の塗装が行われていたのですが、国道302号との立体交差化により、喜多山は高架駅となることとなり、車両基地は尾張旭へと移されました。

しかし、尾張旭の新しい車両基地には塗装設備がなく、名鉄瀬戸線の車両は、塗装の必要が無いステンレス車両に置き換わりつつあり、赤い電車の瀬戸電は過去のものになりつつあります。今回の引退も、そういうことです。

かつて600Vだった路線は、1,500Vに昇圧し、かつて堀川が終点だった路線が栄町に乗り入れ、そして都市部の高架化、車両のステンレス化と、瀬戸線は時代とともに、変化し続けています。しかし変わらないのは、いまだに愛称が「瀬戸電(せとでん)」であるということ、瀬戸電こと瀬戸電気鉄道が、名古屋鉄道と合併して、名鉄瀬戸線になったのは、1939(S14)年のこと。それからもう72年も経つのに、

瀬戸電は瀬戸電のまま。変わるけど変わらない瀬戸電。これからも、ずっと瀬戸電のままでいて欲しいね。

お、こんなDVD出てるんだね!

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