東海地区のradikoは25日スタート

写真
写真:東京地区のradikoの画面

インターネットでラジオ放送をストリーミング配信し、パソコンやスマートフォンで聞くことができるサービス「radiko(ラジコ)」その試験配信がいよいよ名古屋でも始まることになりました。14日(月)に記者会見が中止されたこともあり、開始時期がずれ込むかと思ったのですが、

[広告]


結局ずれ込むことはなく、愛知・三重・岐阜の東海3県での試験配信開始は、3月25日(金)午前10時、と発表になりました。これにより、愛知・三重・岐阜県下で、CBCラジオ、東海ラジオ、ぎふチャンラジオ、ラジオNIKKEI、FM AICHI、ZIP-FMの6局が、そして三重県のみではさらにFM三重を加えた7局が、パソコンやスマートフォンで楽しめるようになります。

なお現在radikoは、東日本大震災への緊急対応として、全局が全国で聴取可能な状態になっており、3月一杯それを続ける予定となっているため、25日(金)から31日(木)の1週間に限っては、東京・大阪・愛知・三重・岐阜の民放ラジオ局全てが、日本全国で楽しめるということになります。(岐阜FM・Radio80は除く)

しかしまあ、3月25日スタートというところが、いかにも名古屋らしいですね。地震の影響で、開幕がずれ込むことになってしまいましたが、本来、3月25日はプロ野球の開幕日、でしたものね。東京以外の関東、大阪以外の関西、北海道、福岡のサービスインが4月中となっているのに、名古屋だけが3月25日スタートという理由は、それしか考えられません。思えば名古屋は、AMステレオ放送も野球中継からでした。

そういえば、大阪や東京では、radikoのスタートをきっかけに、AMステレオ放送を終了する局が出ましたよね。名古屋は…どうでしょう…。

ちなみに、4月中に開始を予定している局は以下の通りです。
「南関東=東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県」
「関西2府4県=大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県、和歌山県」

茨城放送(IBS)<茨城県のみ>
RADIO BERRY<栃木県のみ>
FM群馬<群馬県のみ>
RFラジオ日本・BayFM・NACK5・Fm yokohama<南関東>

ラジオ関西(CRK)<兵庫県のみ>
KBS京都<京都府のみ>
和歌山放送(WBS)<和歌山県のみ>

ラジオNIKKEI・Kiss FM KOBE<関西2府4県>

北海道放送(HBC)・STVラジオ・ラジオNIKKEI・AIR-G’ <北海道>
RKB毎日放送・九州朝日放送(KBC)・ラジオNIKKEI
FM福岡・LOVE FM<福岡県>

これ、不思議ですよねぇ。岐阜県だけが放送エリアのぎふチャンが、東海3県を対象としているのに対し、放送免許上は、京都府と滋賀県にエリアがまたがっているKBS京都が京都府だけだったりします。また、同じ兵庫県域局であるはずの、ラジオ関西とKiss FM KOBE、前者は兵庫県だけなのに、後者は関西全域となっています。

これはきっと、各局の意思で決められたエリアなのでしょうね。しかも、エリアを広くしたら、それだけ何かお金が絡んだりする…なんてことがあるのでしょうね。推測ですが。

逆に、対象エリアで不参加となっているのは、Radio80(岐阜FM)、栃木放送(CRT)、e-radio(FM滋賀)、α-STATION(FM京都)、FM NORTH WAVE、cross fmあと、ちょっと微妙ですがFM-FUJIもかな。

いよいよですね。しかしこれも、ケーブルテレビの地デジ再送信と同じで、三重県の伊賀・名張は困ったものでしょうね。あのあたりは、完全に大阪の放送文化圏ですからねぇ。あ、でも、伊賀・名張は普通にラジオで大阪の放送が聞けるから、radikoは東海エリアでもいい?そんなことないよね。

ていうか、三重県の人って、伊賀・名張に限らず大阪の放送聞いてるよね。しかし、これまでと違って、3月25日からは、1つ1つの都道府県単位でエリア判定をすることになるわけで、またまた誤判定が増えたりするんだろうねぇ。

ラジオマニア2010 (三才ムックvol.329)

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

  1. ネモッチ より:

    福岡の予定局で、JFN系のFM福岡が抜けていますよ。
    関東圏でも、RF、Fヨコ、bayfm、NACK5が軒並み開始となります。東京のNACK5リスナー(小林克也さんの番組、土日の西武戦が主)としては、嬉しい話ですが、同時に埼玉は南関東で、北関東ではない、という意思表示をしたものだと感じております。
    NACK5としても、本当は関東全域にしたかったのでしょうけど、仮にお金が絡んでいるとなると、南関東か北関東どちらを取るかで、東京が含まれる南関東を選択したのでしょうね・・・。
    FMFUJIは東京・代々木にスタジオがあるので、打診はあったとは思うのですが、やはり金銭的に無理だったのでしょうか。そういえばここ数年全く聴いてない、というか聴けない・・・。
    その一方で、茨城放送の参加は予想外でした。震災報道において、空白地域となってしまった茨城。孤軍奮闘の茨城放送には頑張って欲しいです!
    関東以外だと、NORTHWAVE、CROSSFMの不参加は何となくわかる気がしますが、αSTATIONの不参加は意外ですね。何らかのこだわりがあるのでしょうか?あとは、LISMOWAVEで事足りるからとか?
    いずれにしろ、いよいよという感じですね。あとは、現在震災関連の情報入手のためという名目で全面開放してますが、このまま永久に延長してもらいたいですね。
    余震自体は治まっても、復旧活動とかは、まだまだこれから年単位でかかるのですから。

  2. >ネモッチさま こんばんは
    ご指摘ありがとうございます。
    実際のところ、どうなんでしょうね。
    もちろん、放送局側の負担はゼロじゃないでしょうし、
    やはり、そういうところが、エリア設定に影を落としていそうです。
    名古屋地区が全国開放のタイミングで参加したことの
    インパクトはとても大きく、今日聴いた限りでも、
    CBC、東海、ぎふチャンともに、
    このままエリア開放してしまえばいいのに、
    というお便りを複数紹介していましたね。好意的に。

  3. ロッシュ より:

    e-radioは準備中で夏頃に参加するようです。
    NORTHWAVE、CROSSFM 参加思案中のようです。
    α-STATIONは参加意思なしみたいです。
    また関西AM局は今後エリア拡大の含みも大いにあるようです。

  4. 樋口正孝 より:

    TOPPYさんはあまりこの手の話は詳しくないかもしれませんが、ラジオを国内外を問わず放送を聴いた場合、その聞こえ方・受信状況等をレポートにまとめて放送局へ送ると、べりカードをもらうことができます。これは、自分の放送局の電波がどこまで届くのか?等を確認するために行われています。このような放送を聴いたりすることを趣味にしている人をBCLリスナーと呼んだりもします。私も昔海外放送を聴いて(日本語の放送だけですが…)、綺麗なカードをもらったことがあります。
    ところで、このようにパソコン(ネット)のradikoでAM放送を聴いた場合、どうなるんでしょうかね。当然クリアに聞こえてしまうわけですから…。

  5. ロッシュ より:

    横から失礼の段、お許しください。
    樋口正孝さまへ
    ベリカードとは受信証明書のことですね。基本的には、放送局が放送エリアを越えての電波到達などの情報を得た
    くてそんなエリアで受信情報を寄せてくれた方々にお礼の意味も込めて発行している証明書のことです。
    福岡のAM局などにはエリア内からの報告には発行を行っていない局も存在していますし、NHK国際放送に対し
    て国内受信でも同様の扱いのはずです。
    ただ、海外からの日本向け放送に関しては放送設備と放送伝達距離を考えて必ずしも良好に届くとも言えない状況
    があったり遠くはるばるの地から聴取して貰っているお礼をも込めて発行しているのが実情でしょうか。
    前置きが長くなりましたが、結論的には、ベリカード(受信証明書)は放送波受信聴取には発行されてもネット聴
    取には発行されないと思います。
    理由は、放送局側からしてみれば、放送波受信聴取は電波衰弱や混信、ノイズ混入などで聴取者に確実に届けきれ
    ない要素を多く含みそれに対し改善対策を打つ重要な情報となり得ます。一方、ネット聴取はもともと大部分は確
    実に届けられるシステム設計が既に構築されているものですので有益度は下がります。
    また、ベリカード発行に係わる人件費やカード制作費、郵送費も経営状況の厳しい放送業界にあっては、見過ごせ
    ないことではないでしょうか。

  6. >樋口正孝さま こんばんは
    ベリカード、集めていた時期ありますよ。
    ただこれは、ロッシュさまも仰っていますとおり、
    「電波の飛び具合を調べる手伝いをしてくれてありがとう」
    という意味で発行されるものですので、
    ネットでの受信は対象外ということになるでしょうね。
    そして義務でもないので、最近は発行そのものを
    取りやめた局もいくつもありますね。
    >ロッシュさま こんばんは
    ありがとうございます。
    そうですか~。今回エリアが拡大された地域は、
    まだまだ実用化試験ですから、
    見送る局も…ということですね。

  7. ロッシュ より:

    管理人 さまへ
    横ヤリ長文を綴ってしまいすみませんでした。しかも、段落がおかしくなった文章でコメ欄を汚してしまいました。どうかお許しください。
    α-STATIONがradikoに参加する可能性が出てきました。
    「7月をめどに参加を検討している」と京都新聞(4/6)で報じられています。
    e-radioが7月開始に向けて準備中のようですのでこれと同時に配信される可能性もあるかも知れませんね。
    http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20110406000110

  8. >ロッシュさま こんばんは
    設備も含め、参加するのにも、
    準備が必要な局もあるということですね。
    現段階で参加しなくとも、
    検討している局は多いのかもしれませんね。
    情報ありがとうございます。

  9. いなかものG より:

    こんにちは。
    radikoのTOPページを見ると、岐阜放送は「ジャイアンツ戦聞くならぎふチャン」を大きくアピールしていますが、19日の読売新聞の朝刊のテレビ欄に関連する広告を載せていました。
    本日からの阪神VS巨人の3連戦を放送!と、いう内容です。
    当然radikoの事も大きめに出していました。
    岐阜放送がradiko参加を決めた要因はやはり巨人戦なんですね。改めてそんな感じがしました。
    ちなみに、岐阜放送が読売新聞に広告を出すのは、先月の3月末日の「昭和がらくた劇場」のPRに続き2回目になります。

  10. スーパーラジオマスター より:

    管理人さんお久しぶりでございます。愛知から宮崎に戻ってきてインターネットでのラジオを全国解放の時に東海ラジオを聞けまして本当に嬉しく思いましたね。定期的でもいいから聞いていきたい所存です

  11. >いなかものGさま こんばんは
    読売新聞に広告が出ていたんですね~。
    やはりぎふチャンラジオにとって、
    キラーコンテンツは巨人戦、ということなのですね。
    岐阜放送は、岐阜新聞の色があまりにも強いので、
    他紙に広告を出すというのはなんだか不思議な感じが
    してしまいます。
    >スーパーラジオマスターさま こんばんは
    今後、radikoがどうなっていくかは、
    全く未知数ですので、注目していきたいですね。

タイトルとURLをコピーしました