これぞまさしくザ・名古屋なマラソン大会

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写真:名古屋ウィメンズマラソンを詳報する中日新聞

11日、中日新聞などが主催する、「名古屋ウィメンズマラソン」の初の大会が開催されました。かつての「名古屋国際女子マラソン」と「名古屋シティマラソン」を統合し「マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知」として、そのなかで、女性限定のフルマラソン大会という位置づけの「名古屋ウィメンズマラソン」。

なぜ、そのような統合が行われる形での開催となったのか、この大会には、一つの思惑がささやかれていました。そしてその思惑は大成功を収めたのです。

その思惑とは…。

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「名古屋ウィメンズマラソン2012」は、ナゴヤドームを発着点とする42.195キロの公認コースで行われ、陸上女子マラソンのロンドンオリンピック最終選考会を兼ねた、日本陸上競技連盟と中日新聞主催による、女性限定のフルマラソン大会でした。

これまでの名古屋国際女子マラソンとの最大の違いは、市民ランナーも参加できるという点。結果、市民ランナーも含め、なんと13,104人が出場し、「世界最大の女性だけのマラソン大会」として、ギネスに認定されたのです。

かねてより、市民ランナーが参加することができた、名古屋シティマラソン2012も同時開催されており、まとめて「マラソンフェスティバル」なのに、わざわざ女性だけのフルマラソン大会として、「ウィメンズマラソン」という形をとったのは…。「中日新聞主催事業がギネス認定」この称号のためではないか…と、一部メディアで報じられていました。

しかも、初回開催にもかかわらず、参加人数は13,104人にものぼり、いきなりギネス認定を実現。その大きな原動力になったのは、これでしょう。

【イザ!】名古屋マラソン、ティファニー効果で完走率アップ?

そう、完走した人全員に、ティファニー製のオリジナルデザインペンダントが贈呈されたのです。記事によると、ペンダントは1万円相当。参加費のもとがとれるというわけです。

前例がないわけではなく、サンフランシスコの「ナイキウィメンズマラソン」でも同様の完走賞があり、ティファニーが完走賞を提供するのは、2例目とのことです。

まとめてみましょう。
・ブランド物の完走賞
・元が取れる
・二番煎じ
さらには、
・喉から手が出るほど欲しい名古屋の日本一世界一信奉

参考記事→【名古屋みゃーみゃー通信】日本一ったら日本一

名古屋ウィメンズマラソン。これぞまさしく「ザ・名古屋」なマラソン大会と言えますね。しかし、それにしてもすごかったのが、大会翌日、12日付の中日新聞朝刊。この日は各紙とも、東日本大震災から1年という記事でいっぱいだったのに、中日新聞は、全32ページ中、9ページにこの「名古屋ウィメンズマラソン」の記事が…。ギネス認定、嬉しかったんでしょうね。

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