写真：7日付中日新聞朝刊
例年どおりのことですが、中日新聞のweb版には載らない、名古屋の民放テレビ5社の決算状況が、朝刊に掲載されていました。2社が減収。3社が増収。減収の1社はわかるのですけど、もう1社はどうして？では、見てみましょう。
中部日本放送(CBC)＜連結＞
売上高 327億82百万円(＋1.0％） 純利益 13億82百万円(＋47.3％）
東海テレビ放送(THK)
売上高 327億38百万円(▲1.4％） 純利益 17億91百万円(▲14.5％）
中京テレビ放送(CTV)
売上高 298億08百万円(▲1.4％） 純利益 16億88百万円(▲28.0％）
名古屋テレビ放送(メ～テレ/NBN）
売上高 233億27百万円(＋0.5％） 純利益 9億16百万円(▲63.4％）
テレビ愛知(TVA)
売上高 94億55百万円(＋0.7％） 純利益 3億81百万円(＋60.8％）
エリアが違うので、テレビ愛知は別にして。広域民放4社を見ますと、利益面では完全にCBCの一人勝ちという様相になっていますね。東海テレビの売上高が落ちたのは、例の影響で、平日朝の帯番組が無くなりそのタイム収入がごっそり無くなってしまったということにあるのでしょうね。
一方で、中京テレビなのですが、記事本文によりますと、日本テレビ系列のネットセールスが好調で、キー局からの分配金（ネット保証）が増えたとあった割には、減収なのですよね。中京テレビが不調な理由というのが、イマイチ見当たらないのですが、キー局からの分配が増えたにもかかわらずの減収となっています。
中京テレビはこれから、新社屋への移転を控えていますし、それもあってさらに、この数字の影響でしょうかね、名駅のお店を閉めたのは。
そして、相変わらずの、CBCと東海は300億円超えの一方で、中京とメ～テレは200億円台。特に、同じエリアにもかかわらず、さらに、視聴率がとても高水準で推移しているのに、メ～テレの売上がこの水準なのは、やはり、地元感の薄さでしょうかね。
エリアの違うテレビ愛知ですが、地味に2年連続増収増益を確保。ただ、かつて売上が100億円を越えていた頃に比べると、まだ元気はありません。夏以降のスポットが回復したことで、思ったよりは、東日本大震災の影響は、限定的だったということですね。
元テレ東の石光さんに、言われると…。
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