そうしちゃうよね…やっぱり…ユニー

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21日付で、あの国内第3位の流通グループが持株会社に移行しました。そう、名古屋にとっても縁のある「ユニー」です。ユニーと言えば、やっぱりそうなっちゃうよね…。でも今回は仕方ないか…と思いつつも、今後の展開、気になります。

今「ユニー」といっても、

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下手をすると「まだユニーって会社あったの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。これは大げさな話ではありません。ユニーは、国内第3位の売上高でありながら、出店地域に偏りがあるため、全国的な知名度にバラつきがあるうえに、2009(H21)年、お店からその名を排除したのです。

それまで、株式会社ユニーと、株式会社ユーストアの2社体制で展開されていたスーパー業態について、株式会社ユニーに一本化。しかしそこでなぜか、店舗名を「ピアゴ」に統一。

地元で圧倒的な知名度を誇った「ユニー」の名を店舗から排除。ユーストアとユニーがピアゴという名前になり、ピアゴとアピタを展開するのが株式会社ユニー、そんなことを把握できているのは流通マニアだけだったのでしょう。

そう、店舗から「ユニー」の名が消えたことで、ユニーは無くなってしまったという印象を持った人も多くいたようで、事実、多額の費用をかけて、ユニーとユーストアの外装を「ピアゴ」に塗り替えたにもかかわらず、しばらくすると、アピタなど店舗の外装に「ユニー」という会社名が改めて掲げられるようになったのです。

そんなユニーが今回、持株会社化しました。傘下には、「アピタ・ピアゴのユニー」「サークルKサンクス」そして関連会社がずらりと並びます。スーパーとコンビニが一体となることで、商品開発力などをより強固なものにするということでしょう。

それ自体はいいんです。その、持株会社の名は、「ユニーグループ・ホールディングス」そしてその持株会社に、新しいマークができました。

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まあ、そうなっちゃうよね。ユニーとは別のユニーのマークができてしまった…。ただでさえ、ユニーという名の知名度が落ちていて、あの古くからのユニーのマークを再び掲げることで、ユニーは健在ですよ!とアピールしていたところに、もうひとつのユニーの新しいマーク。ふたつのユニーのマーク。

さあ、ユニーは今後どこへ行くのでしょう。名古屋っ子として、ユニーには、東海銀行や松坂屋、エイデンの後を追うようなことにはなってほしくないのですが…さて。

新生「ユニー」の時代対応戦略―複合小売業の“森”をつくる

バブル真っ只中、25年前の本です。今、検証すると面白いかも。

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コメント

  1. うみがめ より:

    実は、このユニーHDの新聞広告は、アピタもピアゴもないはずの高知県でも地元紙に掲載されていました。
    サークルKサンクス(以下マルK)が出店している関係かと思われますが、これ以外にも愛媛基盤のスーパー・フジなどとPB商品「スタイルワン」を共同開発するなど、ユニーは意外に四国とも関わりが深い企業なのですね。
    その一方で、香川・徳島でマルKを展開していた会社が、最近セブンイレブンのフランチャイジーに乗り換え話題となりました。それまで四国未出店だったセブンが、いわばマルKを引き抜く形となったわけですね。愛媛・高知のマルKフランチャイジーは、今のところ乗り換えは検討していないとのことです。

  2. チャン より:

    そういえば、今年の元日から全国6局のAMラジオ局でサークルKサンクスとアピタ&ピアゴの時報CMが流れていますね。
    MBSラジオでもサークルKサンクスで告知が流れる時間とアピタ&ピアゴで流れる時間とがありますが、関西地区で店舗展開していないアピタ&ピアゴの時報CMが流れるのは何か違和感がありますね。CBCラジオや文化放送ならともかく…。

  3. >うみがめさま コメントありがとうございます
    PB展開をどこまで広げられるか、
    店舗の拡大よりも実はそちらの方が、
    これからの時代の鍵になるという点から見ると、
    スーパー店舗は無くとも、
    ユニーのPBを扱うスーパーがある地域では、
    PRの力が入っているのかもしれませんね。
    >チャンさま コメントありがとうございます
    そうなんですね。
    ひょっとすると、PB商品展開だけでなく、
    アピタやピアゴの全国展開もあり得るのかも…と、
    思えてきますね。

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