この地方のマックスバリュ2社が合併で…

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3月1日付で、この地方の2つのマックスバリュが合併しました。合併したのは、「マックスバリュ中部」と「マックスバリュ中京」で、存続会社はマックスバリュ中部となり、本社をこれまでの三重県松阪市から、

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名古屋市に移すことになります。これは一体どういうことなのか、振り返ってみたいと思います。マックスバリュといいますと、イオングループの小売スーパーという印象が強いですが、この地方のマックスバリュはこれまで複雑でした。

最も複雑だった時期には、東海3県に、
「マックスバリュ中部」
「マックスバリュ名古屋」
「マックスバリュ東海」
「イオンリテールのマックスバリュ」という4つの会社のマックスバリュがあるという状態で、ポイントカードが別だったり、電子マネーwaonが使えなかったりと、同じマックスバリュに見えて、消費者にはわかりにくい壁がありました。

まず、「マックスバリュ中部」は、もともとイオン系ではなく、「フレックス(松阪市)」「アコレ(津市)」「中部ウエルマート(津市)」の3社が合併して誕生した、「フレックスアコレ」が元となっていて、イオン系列にはなったものの、独立色の強いマックスバリュとなっていました。

そのマックスバリュ中部が、債務超過に陥っていたナフコはせ川を1円で買収し、
商号変更させたのが「マックスバリュ名古屋」で
、これは後に中部に合併しています。そして、経営破たんしたヤオハンを前身とし、イオンによって子会社化されたものが「マックスバリュ東海」で、イオンリテールが直接展開していたマックスバリュが、分社化されたものが「マックスバリュ中京」ということになります。

今回、中部が中京を合併したことで、幸田町の1店舗、豊橋市の2店舗、西尾市の1店舗、この4店舗のマックスバリュ東海以外は、すべて、この地方のマックスバリュが、「マックスバリュ中部」に統一されたことになります。

その経緯から、イオン色が比較的薄く、独立系の雰囲気があったマックスバリュ中部ですが、今回、イオンリテールから分社化されたマックスバリュ中京と合併することで、フレックス時代から続いてきた、オリジナルポイントカードの廃止など、独立色が薄められることとなり、さらに、創業地である松阪市から、本社を名古屋市に移すこととなり、まさに、この地方のイオンのマックスバリュ部門を一手に担うと、そういう印象になります。

かつてのフレックス好きだった自分としては、どこかまだ、フレックス色の漂っていた、マックスバリュ中部の店舗が、いわゆる普通のイオンのマックスバリュ色に染まってしまうのではないかと、そこが心配です。

完全に染まってしまったら、イオンのスーパー部門と何も変わらなくなってしまいますものね。さて、その合併した3月1日、テレビ愛知の番組で、マックスバリュからの生中継がありました。レポートしていたのは高木アナウンサー。

ああ、そういえば、かつてはテレビ愛知の午後3時台の番組で、毎週マックスバリュから中継して、ダーツで8割引とか、やってましたよね…。合併しても、本社が名古屋に移っても、あの頃のような、フレックスからの流れの色、残し続けて欲しいなあ。

そうでないと、もう、どこのイオングループに行っても、同じになってしまいます。あ、でも、本社を名古屋市に移すのは、合併のタイミングではなくて、これから…なのか。まだ、わからんね。

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今、あえて読むと、いろいろ見えてくるかも。

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