富加町がFMららで歴史発掘エンターテインメント番組をスタート

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FMらら(岐阜・可児市)

小さな町・富加の歴史を深く掘り下げる知的好奇心くすぐる番組

岐阜県・可茂地域の2市1町の放送局として、地域に密着した番組を放送しているコミュニティFMラジオ局FMらら で、新たに加茂郡富加町の番組がこの春スタート。その初回となるプレ特番が放送されました。富加町は、関市と美濃加茂市の間にあって、人口は6,000人弱、4キロ四方の小さな町です。

一方で、現存する日本最古の戸籍ゆかりの町であり、濃尾平野の果てという土地柄、歴史的には興味深い遺構が多く、そんな富加の魅力を発信する番組がはじまります。

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特別番組は、28日(月)午後2時から、板津德次町長が登場して、富加町の魅力を岐阜中濃エリアに向けて、FMららの電波76.8MHzで発信。板津町長の渋い選曲が光る30分となりました。また、総務課長の粥川さんからも、新番組にかける思いが伝わってきました。

さて、富加町といえば、日本最古の戸籍の町。1,300年以上前のこの富加地域の戸籍である「半布里戸籍」は、現存する戸籍のなかで日本最古のもの。正倉院で発見されたものなのですが、はっきりと読み取れ、当時の戸籍から、どのような生活がされていたのかを読み解くことができるものです。

富加町には、この戸籍と同時代の遺跡も見つかっており、出土品などを展示する富加町郷土資料館が、1995(H7)年に開館。正倉院を模した建物となっています。そんな古代の息吹が今も残されている富加町ですが、小さな町であり、これまでなかなか、そういった情報を発信することができませんでした。

それがこのたび、この岐阜中濃地域をカバーするFMラジオ局、FMららの電波を使って、富加町の魅力を発信することとなったのです。

番組タイトルは「学芸員島田が語る~とみかのraraデビュー~ 」まさに、富加町にとっては、この番組がFMららデビュー。番組内容は、町民に向けた広報ではなく、知的好奇心をくすぐる富加の歴史発掘エンターテインメント番組ですから、富加町外の人にも楽しめるものとなります。

レギュラー放送では、富加町教育委員会学芸員の島田祟正さんが登場。町長のお話によりますと、島田さんは、遺構を見ただけで、そこにあった建物が目に浮かぶほどで、歴史エピソードを楽しくお話してくださる番組になるとのことです。

番組は5月7日(水)午後1時5分スタートで、毎月第1水曜の午後1時5分から、島田祟正さんと、アシスタントのシキナユキコさんが、FMらら みのかもHOTスタジオから月1回の生放送。

実は私もこれまで、何度か富加町には取材の仕事で訪れたことはあったのですが、町の印象といいますと、「道の駅・半布里の郷とみか」の野菜が安心、お値打ち…というイメージくらいしかなかったので、1,300年前の歴史が今も息づく町とは知りませんでした。富加町が自信をもって発信する、歴史発掘エンターテインメントラジオ番組、楽しみです。

あ、そうそう、道の駅・半布里の郷とみかといえば、まだ食べたことがないのですが、美濃ヘルシーポークを使った「味噌焼き豚重」が人気なんですよね。あー、食べたくなってきた。

<関連リンク>
富加町ホームページ

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