ビデオテープをデータ化しながら思う音質の差

140622

スリーエフのビデオテープ

データをどうするか…

我が家にビデオデッキがやってきた中学生の頃から、放送マニアの自分はあれこれ、テレビ放送をビデオテープに録画してきました。とはいえ、中高生の頃は小遣い制でしたから、録りたい番組すべてが残せたわけではありません。厳選して残してきたビデオテープ。

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でもこれ、このままにしておいたら、再生する手段を失ってしまうんですよね。特に、S-VHSで録画したものは、やっぱりS-VHS画質で残したい。ところがもう、S-VHSの新品ビデオデッキというのは、簡易再生できるものしか無いですよね。

それに、ビデオテープはかさばります。劣化します。早いうちにデジタル化、データ化して、ハードディスクにどんどん保存していこうと、何年もかけてやってるわけです。そんななかで、面白いビデオテープが出てきました。スリーエフのビデオテープです。

スリーエフとは、横浜に本社を置く、地域限定のコンビニです。なぜ、スリーエフのビデオテープがあるのか。当時、友人が神奈川県で一人暮らしをしていまして、遊びに行った時に、「こっちでは愛知で流れない、ニュースの提供クレジット部分が録れる!」と、今振り返っても本当にマニアな理由で、慌ててスリーエフでビデオテープを買って、友人の家のビデオデッキで、テレビ東京の、「TXNニュースワイド11」を録画させてもらったから、なんですね。

それが1996(H8)年のこと。当時はもちろんテレビはアナログ放送。テレビ東京とテレビ愛知には大きな違いがありました。音質です。

それはテレビ東京系列に限ったことではなくて、アナログ放送の頃は、放送局と放送局を結ぶ回線の音質が悪かったんです。高音がカットされていたんです。番組を制作している放送局の音質と、ネット回線で受けている放送局の音質には違いがあったんです。

ですから、テレビ東京で録画した「TXNニュースワイド11」と、テレビ愛知で録画した「TXNニュースワイド11」では、提供クレジットのあるなしだけでなく、音質が違うんですね。当時は、そんな事情を知らなかったので、友人の家のビデオデッキは高音の伸びがすごいな!なんて、勘違いの感動をしていました。

あれから20年。

ひとつ、心配事がありました。そう、人間の耳は加齢とともに高音が聞こえなくなるのです。ひょっとして、今はもう、聞き比べても違いに気づけない耳になってしまっているのではないか。おそるおそる、ビデオテープを再生してデータ化、テレビ東京の録画と、テレビ愛知の録画を聞き比べてみると…。

まだわかる!iPhoneの「耳年齢チェック」アプリで失った自信を、若干取り戻すことができました。今やデジタル放送ですから、キー局もネット受け局も高音質で当たり前。
ほんと、変わりましたね。その恩恵にあずかれる耳年齢でもう少しいさせて。

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