サクッと軽やか、見た目涼しげ、舌触りが心地いい…金沢の和菓子「紙ふうせん」は本当に折り紙付き

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金沢といえば和菓子ですよね

 北陸の最大の都市でもあり、歴史的な建物もあり、武家文化の面影もある金沢。私が金沢に訪れたる際に、絶対に外せないのが和菓子やさんです。

 金沢市のホームページによりますと、金沢の和菓子は、「味覚」「嗅覚」「触覚」「視覚」「聴覚」の五感で楽しむと言われており、味だけではない魅力が詰まっています。

 また金沢に行きたいな…と思っていたら、金沢の銘菓「風味・紙ふうせん」をいただきました。これがまた、本当に五感なんですね。

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名古屋とは違う和菓子

 どちらがいい、という話ではなくて、やはり名古屋を中心としたこの地方の和菓子と言えば、圧倒的に「あんこ」なんですよね。名古屋駅のお土産店で最も売れているのも、伊勢名物のあんころもち「赤福」です。

 特に、赤福を筆頭に三重県方面では、あんこと餅という組み合わせは鉄板で、北から桑名の安永餅、四日市の長餅、津のいちご大福に、伊勢のくうや餅・二軒茶屋餅、小俣のへんば餅、二見の御福餅と、いかにこの地方があんこと餅の組み合わせが大好きかがわかるラインナップとなっています。

 なので、金沢の和菓子はとても新鮮です。

紙ふうせんを五感で楽しみます

 金沢の高木屋「紙ふうせん」をいただいてみます。まんまるの最中生地。見た目からは中が想像つきません。

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「触覚」
パリっとサクっと、最中生地の皮をかんだ瞬間心地よい触覚があります。

「嗅覚」
そのものからはまったく香りがしなかったのに、最中生地が割れた瞬間に、あまくほんわかした香りが漂います。

「視覚」
中に入っている錦玉の透明感と色あざやかさ。金沢の夏菓子を思い起こさせてくれます。

「聴覚」
錦玉をかみしめたときの、砂糖のザクザク感。しっかりと耳に届きます。

最後に「味覚」
金沢の和菓子らしく、しっかり甘い!渋~いお茶や、ブラックのコーヒーにこれは最高の相性です。

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本当に折り紙付!

 今回いただいたのは9個入りでして、色は3色。赤の玉が「赤 ぶどう」、緑の玉が「白 ワイン」、白の玉が「黄 レモン」の錦玉、それぞれ個性の強い香りがあって、その違いも楽しめました。

 16個入り以上ですと、ここに茶色の玉の「黒糖風味」が加わります。

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 そして面白いのが、5色の折り紙がついていて、紙ふうせんの折り方が書いてあり、実際に紙ふうせんを作ることができるようになっています。

 正真正銘の「折り紙付き!」でした。

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