ポケモンLIFE(小学館)
オトナのためのポケモン情報誌
とうとう、こういう時代が来たか…と思わせる雑誌が7月30日(木)に発売になりました。その名も「オトナのためのポケモン情報誌・ポケモンLIFE」。
一大ブームを巻き起こし、子どもたちに圧倒的な人気を誇っていたポケモンも、最初にゲームが発売されたのは1996(H8)年2月27日、アニメの放送開始が1997(H9)年4月1日と、20年近くの時を刻んでおり、当時の子どもたちは大人に。
大人になってもポケモン好きでいいじゃない!そんな大人に向けた仕上がりとなっていました。
見て楽しいポスター&カタログ
本を開いて、まず目に飛び込んでくるのが、やぶうち優先生のポケモン初執筆・描き下ろしポスター。すごく柔らかいタッチで、ポケモン好きの女の子の空想というイメージがいいですね。それぞれのポケモンの表情のふわふわ感がたまりません。
他にも…
- しょこたんこと中川翔子さんのポエム付きニンフィアポスター
- 栗原類さんと村田倫子さんによるポケモンを語りながらのポケモンコーディネート
- ルビーサファイアとオメガルビーアルファサファイアの徹底比較&絵コンテ初公開
- ルビーサファイア世代が遊んだグッズたち
- この夏のイベント紹介 「サンシャインシティを救え」「ポケモン研究所」
「踊る?ピカチュウ大量発生チュウ」
「ザ・ペニンシュラ東京のポケモンアクティビティ」 - ポケモンセンターのお店自慢 ポケモンストアアイテムセレクション
- ポケモン小物 ポケモンゴルフグッズ
- ポケモン公式アプリ
後半はかなりカタログっぽい感じになりますが、さらっと、こういうものも出てるのねという、確かに、ライフスタイルとしてのポケモンの提案になっていますね。
それにしても、ザ・ペニンシュラ東京の「ポケモンホテルアドベンチャー 壺と10の謎」は、すごいですね。1泊1室124,200円~というね…。
読んでじっくりポケモンの深いところに触れる
読み物として4ページに渡って掲載されているのが、アニメ・ポケットモンスターで主人公を演じる声優の松本梨香さんと、湯山邦彦監督のスペシャル対談。テレビアニメの初期や、1作目の映画の時のお話から、松本さんのビックリするようなエピソードまで満載です。
他には…
- 山本美月さん、山寺宏一さん、藤原竜也さんのインタビュー
- ポケモンの被災地支援活動「POKEMON with YOU」について
- 株式会社ポケモンの若手社員が語る「ポケモンとポケモンではたらく」
- 各国でのイベントの様子を紹介する「ポケモンが世界を繋ぐ」
- ポケモンファンのサークルや投稿写真・メッセージ・イラスト紹介
ページ数が、ポスターも入れて全体で88ページなので、ボリュームとしては少なめですが、20年近くの時を経て、ポケモンはこういう段階に来ているのだな…と把握することができますし、自分自身のポケモンLIFEと重ね合わせると、あの頃抱いたポケモンへの気持ちと、今思うポケモンへの気持ちの違いといったことから、自分の人生の道程も振り返ることができるのではないでしょうか。
付録はピカチュウカードケース
注目の付録は、16枚のカードが収納できる、ピカチュウ型押しカードケースです。税込1,200円のうち、この付録にどれくらいかかっているのかというのが気になるところではありますが、さすが、オトナポケモンというだけあって、ピカチュウらしさはしっかり感じられるデザインな一方で、実用的な落ち着きがあります。
今回のポケモンLIFEは、「いいね!オトナ、ポケモン」というキャッチフレーズになっていますが、実際の対象は、2002(H14)年に発売になった「ポケットモンスタールビー・サファイア」をプレイしていた10代後半から20代前半に向けてということになっています。
なので、ポケモンのこれまでの歴史全体をガッツリ振り返るデータ本というわけではなく、ライトな作りで気軽に読める情報誌ですね。
それにしても、やぶうち優先生のポスターは予告になかったので、意外でしたし、自分としてはこのサプライズだけでもう元は取れた感じ。
「そういえば、どうして自分はポケモンを好きになったんだっけ…」という原点の気持ちを振り返ることもできる点もおすすめ。
コメント