瀬戸焼そば(フィール)
瀬戸で生まれ親しまれた味!
最近は、どこでもご当地焼そばさえ作ればB級グルメになるという風潮がありますよね。具体的にどこがという話をしているわけではないですよ。ただ、今回紹介する焼そばは、間違いなくご当地もご当地の焼そばです。
それは「瀬戸焼そば」
瀬戸市では、瀬戸焼そばについては「瀬戸焼そばアカデミー」が設立され、ブランド化と勢力拡大を図っていますが、これは、いわゆるB級グルメとして新たに生み出されたメニューではなく、瀬戸では古くから親しまれている味なのです。
ソース味じゃないんです
瀬戸焼そばは、具材は「豚肉とキャベツ」、麺は蒸してあること、味付けは「豚の煮汁や醤油ベースのタレ」、器はせともので提供するという定義を前出のアカデミーが設けていまして、確かに、この定義は納得がいきます。
ソース味でなく、しょうゆベースでなおかつ豚の煮汁というところが、他には無い味となっていて、瀬戸焼そばの味は「瀬戸焼そばの味」としか言いようの無いくらいの独特なものとなっています。
「給食の味」でもある
もともとは、深川神社の参道であった「宮前地下街」にあった2軒のお店が出していた味が、瀬戸市民と観光客の間で親しまれてきました。ところが、それだけにとどまりません。
瀬戸市では学校給食で出される焼きそばも、この「瀬戸焼そば」タイプだったものですから、特に高度経済成長期に瀬戸市で育った子どもたちにとっては、給食の焼きそばの味でもあるのです。
スーパーにお持ち帰りが!
10月3日(土)と4日(日)に開催されるB-1グランプリin十和田に出展するほどになった「瀬戸焼そば」。作られたB級グルメではなく、長年伝わる真のB級グルメとして頑張ってほしいところです。
瀬戸市内で、瀬戸焼そばを出すお店はいくつもあるのですが、なんと、チェーン展開しているスーパーの瀬戸店にもお持ち帰りであったりするのです。
お持ち帰りの場合は、せとものの器という条件が外れます。
売られているのは、愛知県内にしか出店しないポリシーかと思ったら、なぜか県外でも浜松にだけはある「フィール」の瀬戸店です。
チェーン店とあなどることなかれ。まさに瀬戸焼そば。懐かしい味です。
ところでこれ、品名を見ますと「焼そば」じゃなくて「せいろ蒸し焼そば」になるんですね。瀬戸焼そばって。蒸されていることで、あの独特な食感が出るのでしょうね。
ほんと、給食の焼そばって感じがして懐かしい!
そうだ、瀬戸の給食名物メニューといえば、今は「てりかけ」が話題になってますね。瀬戸焼そばを食べてたら、てりかけも食べたくなってきた。
コメント