「名古屋のミント飴といえばデリシャスミントなんです。」という長い商品名が言いたいこと

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名古屋のミント飴といえばデリシャスミントなんです。(ほしや製菓)

1984年より変わらぬ…

 スーパーで、長い商品名の飴を見かけました。その名も「名古屋のミント飴といえばデリシャスミントなんです。」え?そうだっけ?と思いながらも購入。パッケージには金シャチのシルエットがあり、そこに「アタリ付き」とあります。

 それにしても気になる商品名。パッケージからその意図を推察してみます。

 目立つところに書いてあるのは「1984年より変わらぬ」の文字。32年前から名古屋で君臨してるわけですよね。でも、そんなことを言われても、この時点ではピンときませんよね。

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名古屋を中心に親しまれてきたとは

 裏面を見てみましょう。「お口も気分もスッキリしたい時のお伴として…名古屋を中心に親しまれてきた『デリシャスミント』です。」

 ここでもまた、名古屋色を出してきますねえ。

 黒いしゃちほこの裏側に「やった~」の文字があったり、飴が2つ入ってるものがあったら「アタリ」。心ばかりのプレゼントがもらえるそうです。

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或る会社の危機を救ったキャンディ

 さらに「ミント物語」なるものが載っています。オイルショックによって、外食産業が窮地に立たされた際、あるレストランのオーナーがこう言ったとあります。

「お客さんが帰られるときにミントキャンディを渡そう。この爽やかなミントの味を想い出し、またお客さんが来てくださると思う。」

 あー!そういうこと。

 このデリシャスミントは、「あさくまで帰り際に渡される飴」なんだ。

てっきり口臭への配慮かと思ってました

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 あさくまでミントの飴を渡すのは、てっきり、お肉を食べた後の口臭対策かと思っていたのですが、この飴の味の印象で、再度来店してもらおうという意図だったとは知りませんでした。

 かつて「あさくま」といえば、名古屋を代表する外食チェーンで、私たちの世代においては、親に頼んで頼んで連れて行ってもらった憧れの外食であり、その思い出とともにこのデリシャスミントの味は記憶に刻まれています。

 だから、名古屋のミント飴といえばデリシャスミントなんです!というわけですね。本当は「あさくまで渡される飴」って商品名がズバりだとは思いますが、それだと、商標の問題もありますものね。

 飴を食べただけなのに、ステーキを食べた後のような気分になれる、デリシャスミント。すごいですね。

 驚いたのは、「ちょっとひと工夫でおいしさアップ!」の項目。

 「紅茶にポイっと入れてリラックス!」

 え?ミントキャンディを紅茶に!?ポイ!?今度やってみるわ。ステーキを食べた後の気分になれる紅茶の誕生ですね。

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