2017春オープン・レゴランドジャパンから感じる子連れ専用パーク感と名古屋の理由

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レゴランドの広告(中日新聞)

報道公開されたレゴランド

 2017(H29)年4月1日、名古屋港の金城ふ頭に開業する予定となっている、レゴブロックのテーマパーク「レゴランド・ジャパン」。名古屋では前々から話題にはなっていますが、いよいよ報道公開されその全貌が明らかとなりました。

 なぜ名古屋なのか。レゴランドの報道からその理由が見えてきたとともに、強烈な「子連れ専用パーク」感を放っています。

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ターゲットは2歳から12歳と言い切る

 3月17日、レゴランドが報道公開されると、名古屋メディアは一斉にニュースで取り上げました。

 テレビ局のアナウンサーが親子とともに楽しみながら…。

「ターゲットは2歳から12歳の子ども」と言い切り。

 専門家も「完全なターゲットの絞り込みがされている、3世代パークになっている」とコメント。

 新聞にも「レゴの国 親子が主役」とタイトルがつけられ、「付き添いの大人も一緒に楽しめるのかどうかをチェック」と、完全に「2歳から12歳の子どもがお客」であり、付き添いの大人「も」楽しめるよというスタンス。

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中日新聞より

 子連れ以外はターゲットにしてません感を強烈に放っています。

4人家族で休日なら25,900円!名古屋なら大丈夫

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 そして料金です。1DAYパスポートは13歳以上が6,900円、3歳から12歳が5,300円、休日の1日駐車料金は1,500円となりますので、大人2人・子ども2人の一家で出かけた場合、パスポートと駐車料金で25,900円となります。

 3歳から5,300円。もちろん、パーク内の飲食やおみやげもありますから、なかなか強気な料金体系となっています。

 でも、名古屋ですから。地元を離れず一族がみんな近所に住んでて、未だにサザエさんが高視聴率で、祖父祖母が孫のために金をじゃんじゃん使う、あれ?今でも高度経済成長じゃないの?な、そんな名古屋ですから。

 レゴランドが東京でも大阪でもなく、名古屋に作られた理由がわかりましたね。

地元民はパスポートでしょ?

 「どうせ名古屋民は年間パスポート買うだろ?万博の時のように。毎月来たら1回あたり1,400円じゃん」という声が聞こえてきそうです。

 年間パスポートなら、13歳以上は17,300円、3歳から12歳は13,300円。年3回で元がとれます。しかし、年間パスポートを買うのはきっと名古屋の人だけでしょうから、名古屋の人には年間パスポートでお得に、一見さんにはきっちり払ってもらう、よそものはよそもの扱い。名古屋らしいテーマパークになりましたね。

 さらに、オープンは4月1日のはずなのに、既に3月18日からお客が入っているのです。

 実は、昨年9月までに年間パスポートを買った人だけは、もう入れるのです。

 実に名古屋っぽい、名古屋な感じのする、名古屋をターゲットにしたレゴランドジャパン。東京のTDR、大阪のUSJとならぶ、名古屋のレゴランド…とは、ちょっと立ち位置が違うかも。

レゴランド・ジャパン完全ガイドブック ウォーカームック

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