戦国武将の名言とその背景にあるエピソードを学びながら…字も上達する一冊!

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人生が輝く 戦国武将の名言書き写し帳(一ノ瀬芳翠・著)

書家の先生による名言本とは?

 名古屋を中心に活動されている書家でありながら、コミュニティFMラジオ局でパーソナリティもされているという一ノ瀬芳翠先生がこのたび、戦国武将の名言にまつわる本を出版されました。書家の先生が名言本?と思ったら、さすがですね。名言を書き写すことで文字が上達するという、しっかりポイントが解説されています。いかにも、武将のまち名古屋に軸足を置かれている書家の先生の本です。

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戦国武将の人となりが学べるのはもちろんのこと

 昨年12月に発売された「人生が輝く 戦国武将の名言書き写し帳」。この本には、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑はもちろん、総勢35人の武将が登場。それぞれの名言が記されています。

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 さらに、名言だけでなくそれぞれの武将の略歴もしっかり解説。知ってるつもりだったあの武将、知らなかったあの武将の人となりが改めて学べます。さらに略歴だけでなくキャッチコピーのような一文がついているので、印象が強く残ります。

名言とそのエピソードをしっかりと網羅

 本のタイトルにありますとおり、メインは「人生が輝く 戦国武将の名言」です。それぞれの戦国武将が遺した名言がエピソードとともに記されています。名言も心に響きますが、その背景にある物語を知ることで、より自分の人生への反映の仕方がわかるといいますか、時代は違えども同じような場面に遭遇することはあるものですからね。

 重要なのは「書き写し帳」であること。名言はそれぞれ「お手本」と「書く」欄、さらにはワンポイントが記されています。書家の一ノ瀬先生がまるで隣で指導してくれるかのように、文字が上達するコツが説明されています。

じっくりと向き合うことで文字が書になる

 字が上達することで「書」になる。名言を読むことで言葉として心に入ってくるだけでなく、じっくりと書くことでその感情が視覚と感覚で体に沁みるという、実に面白い一冊です。

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 一ノ瀬先生は、愛知県警の警察署の看板をいくつも揮毫されていますし、地元に密着したイベントでも活躍、ミラノ万博では愛知県代表としてパフォーマンスもされました。

 そして、名古屋のコミュニティFMラジオ局「MID-FM(76.1MHz)」にて毎週月曜の夜10時から「一ノ瀬芳翠の書楽校~モテ字ラジオ~」という番組を、パーソナリティとして担当、毎週ゲストを迎えてのトークを繰り広げられています。文字で表現する書家の先生が、視覚の無いラジオに挑戦するというスタイルも本当に興味深いです。

 戦国武将の生い立ちが学べ、名言に心動かされ、文字まで上達してしまう一冊。ぜひ、手にとってみてはいかがでしょうか。

人生が輝く 戦国武将の名言書き写し帳

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