テレビのトラの目に見た希望

台風のニュースの後、テレビをつけっぱなしにしていたら、愛くるしいトラ2頭の姿が映し出され、思わず引き込まれてしまいました。その2頭とは、釧路市動物園の「タイガ」と「ココア」。

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3頭で生まれてきたのですが、母親に育児放棄され、残念ながら1頭は旅立ってしまい、
2頭は人工保育されます。しかし、生まれつき足に障害を抱え、歩くのもままならない…。釧路市動物園は、世界で初めて、障害を抱えた動物をそのまま展示することを決め、タイガとココアは互いに支えあいながらすくすくと育ち、ココアの足は、無かった骨が少しずつ出来てきて、奇跡的に治りつつあり、全国から人と募金が集まり…。見ていて胸が熱くなりました。

障害を抱えながらも、一生懸命生きる姿。それを陰ながら支えてあげようという人たちの心と力。頑張って生きる姿に勇気をもらえるんだけど、またその姿が一方でとってもカワイイ。思わず自分に問いかけてしまいました。

果たして自分は、本当に頑張っているのだろうか。自分のやっていることは、人の何かになっているのだろうか。頑張るってどういうことなんだろう。でもね…。それは理屈じゃないんだよね。とにかく、頑張るって、すごいことだよね。

すごく頑張って、障害と闘っているのに、タイガとココアの目は決して苦しそうではなく、むしろ楽しそう。生きていること自体が楽しそう。足を引き摺りながらも無邪気に走り回って、二人でじゃれあって。何か、最近忘れかけていたことを、この番組、札幌テレビの「D!アンビシャス~熱きどさんこ魂~」は、久しぶりに思い出させてくれました。

自分の背中に圧し掛かっているいろんなもの。それを、何とかしなくちゃと思いながら頑張るよりも、将来の夢や希望や理想に近づこうと、目を輝かせながら頑張れば、きっと未来は開けるはずなんだよね。現実は現実。それを嘆いても何も変わらない。

大切なのは、夢に向かって毎日一歩一歩頑張ること。残念ながら、タイガは生後1年3ヶ月で、喉に食べ物を詰まらせて虹の橋を渡ってしまったそうです。きっと虹の橋の向こうでは、元気に走り回っていることでしょう。釧路…遠いけど、いつかココアに会いにいってみたいな。

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