メッツ・ザ・ビター(キリン)
「ほろにが強炭酸」ってニッチっぽいよね
少し前から、人工甘味料を使わない後味をウリにすることに転換したキリンのメッツ。
メッツというとそれ以前からずっとグレープフルーツのイメージですし、爽快さがアピールポイントのような印象があったのですが、7月18日に発売になった「ビター」はその名のとおり、爽快さとは正反対の「苦味」が前面。
さらには、苦くて強炭酸というのですから、新境地開拓精神をゾクゾクするほどに感じます。しかし、同時にキワモノ感も感じますが、果たして。
大人だけしか狙ってないようです
今回のメッツ・ザ・ビターのキャッチフレーズは「この炭酸を、うまい!と思ったらあなたは大人です。」ということで、「受け入れられない人は子どもねえ~」という顧客選別策が施されています。
大人のリフレッシュに必要なのは「苦味」だそうで。
じゃあ、その苦味はどこから来ているのでしょうね?
苦味とほろにがさをブレンド
味の決め手は「柑橘のおいしさ香るほろにがい刺激」ということで、柑橘ベースの苦味ということになっているようです。
「苦味の効いたトニックベースに、柑橘の甘みとピールのほろにがさをブレンド」
トニックね。そこにピール。
そういえば、トニックってカクテルとかではよく聞くけど、改めてなんだっけ?と調べてみると。
「炭酸水に各種の香草類や柑橘類の果皮のエキス、及び糖分を加えて調製した清涼飲料水」
じゃあピールって何だったっけ。ピールとは「果実や野菜の外側の保護層」。
つまりは、皮の部分(トニック)と、皮のちょっと内側(ピール)をブレンドってことね。果物の果実じゃないところから作った苦い炭酸ってことね。
わかる味ですね そんなに奇抜じゃない
飲んでみますと、初めての味って感じではなくて、お酒ではこんな味あるわ…って感じですね。
カクテルとかだったらよくある風味なんですけど、炭酸飲料としてはどうだろうという気もしますが、ビールテイスト飲料的な、運転手だからカクテル飲めないけどそれっぽい雰囲気のものを…なんてときにはいいかもしれませんね。
キリンの調査によると、炭酸飲料には「万人向け」、「甘すぎる」、「子供っぽい」というイメージがあり、それを払拭する商品だそうで。
「甘すぎる」と「子供っぽい」の払拭はわかりますけど、「万人向け」を払拭するってのは賭けですよね。最初から「ニッチです!」って顔でニッチを狙うのはなかなか難しい気が。
苦くて炭酸強くてニッチな味わい。
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