名古屋のみたらし団子
何か違うと思ってたのよね
松坂屋ストアやユニーの、スナックコーナーと呼ばれるお好み焼きや焼そばをお持ち帰りで販売しているブースで、幼い頃からよく買ってもらったのが「みたらしだんご」でした。
今もアピタやマックスバリュを訪れると、ついつい買ってしまうのですが、この、スナックコーナーで買うみたらし団子と、スーパーの和菓子売場で売られているみたらし団子って、別物ですよね?
てっきり、焼きたてのものと、工場で作られるものの違いかと思っていたら、名古屋と全国区の違いだと、最近知りました。
和菓子売場のみたらしだんご
スーパーの和菓子売場で売られている、プラスチックのケースに入ったみたらし団子って、やたら甘いですよね。しかもちょっとタレがねっちょりしすぎな感じの。
さらに違うのは団子の数。関東では4個が主流。これは「四文銭」があったことで、団子1個1文、1本で4文、4文銭で買えることが起源のひとつなのだとか。
名古屋はこげっこげでたまりですね
これに対して、名古屋のみたらしだんごは、甘さと言っても砂糖よりもむしろ、たまり醤油の甘さといいますか、ズバリたまりの味ですよね。
さらに、団子の数は5つで、棒の先っぽが団子を突き抜けているのが名古屋流。東海テレビのニュースOneで、名古屋の人が名古屋独特なものと気づいていない「隠れ名古屋めし」と紹介されていました。
がつんとたまり醤油味なので、甘いというよりも甘辛い、さらに焦げ目が香ばしい、これぞ思い出の味ですし、今もスーパーのスナックコーナーで買えるのはこれです。
飛騨はまた違う
ところが、最近の名古屋のスーパーでは、この名古屋流のみたらし団子のほかに、飛騨の醤油だんごを並べるところも多く見られるようになりました。
飛騨の醤油団子は、まさに醤油だけ。甘みはほとんどありません。でもこれが、焼いた団子とマッチしてまた違う魅力があるのですよね。
飛騨ではこの醤油団子のことをみだらし団子と呼ぶからまたややこしい。みたらしではなく、み「だ」らし。
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