先日、中央自動車道を走ったもので、行ったわけではないのですけど、サービスエリアで山梨名物の「信玄餅」を買ってきました。信玄餅といえば、きな粉がたっぷりまぶされた餅に、黒蜜をかけていただくものなのですけど食べ方にいろいろ流儀(?)があることでも知られてますよね。
・餅が3つに切られているので1つを持ち上げてその下に黒蜜を入れる
・全体のきな粉を餅の下に入れ込んで上から黒蜜をかける
・餅をいったん風呂敷に出して容器できな粉と黒蜜を混ぜでディップ
・全部風呂敷の上に出して黒蜜をかけて風呂敷でくるんで揉んで揉んで
こんなにも食べ方にバリエーションがあるだなんて!ですが…。それは、桔梗信玄餅のサイトにあるものでして、今回いただいたのは生信玄餅でも有名な金精軒の信玄餅だったので、さて、どう食べようか。
金精軒のサイトには食べ方の説明は無いのですが、シャレた陶器の器に、餅をのっけて適度にきな粉をかけて、そこに黒蜜をセンスよく。あー、この上品さ。やっぱり、器にちゃんと盛る、見た目でも楽しんで、お茶請けとしていただく…。
なーんて、シャレ込んでみたものの、最後はあまったきな粉と黒蜜を混ぜ混ぜしておいしくいただきました。金精軒の信玄餅は素材にこだわっているので、餅もおいしいのは当たり前ですけど、きな粉がいいんですよね。黒蜜も上品。日持ちはしないですけど、それが逆に、合成保存料を使っていない証明です!というわけで。
昔、黒蜜は苦手だったんですけど、今は克服したどころか、結構好きになりました。まあ、黒蜜が苦手だった理由は、味じゃなかったですからね。昔あったんですよ、黒蜜に毒を入れた「毒入りくず餅郵送事件」ってのが。もう25年近く前になりますかね。それまで、黒蜜の和菓子を食べたことが無かったので、子ども心に恐怖心を植えつけられたものでした。
今はもう大人になりましたし、黒蜜の風味ときな粉、いいですよね~。
これは「寒天」信玄餅ですね。
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