今見ても規模がデカいマーサ21
子どもの用事のついでに岐阜市にある「マーサ21 ショッピングセンター」へとやってきました。かつてはよく訪れていたのですが、一時に比べると足が遠のいていました。理由は簡単で、ここよりも近い場所にイオンモールが増えたからなんですよね。
そうなんです。マーサ21は周囲のイオンモールができる前からあったんですよね。調べてみると開業は1988年11月22日。昭和63年!昭和じゃないですか。イオンモールがこれだけ乱立している状態のいま、買物をしていてもマーサ21の規模には驚くくらいですから、当時はさらにすごい存在感だったでしょうねえ。
古さを感じさせない
昭和の頃からあるにもかかわらず、昭和のジャスコ感を感じさせないのは度重なるリニューアルでしょうね。オープンから7年後の1995年(平成7年)に増床、2008年(平成14年)には増床したうえで全館リニューアルオープン。そして7年後の2015年(平成21年)にはさらに3度目の全館改装。この時にCIが導入されてそれまでの「masa21」とは違う「M」というシンボルマークが登場しています。
さらに昨年、2023年(令和5年)には4度目となる大規模リニューアルが完了しているんですね。コンスタントに全館改装を行うことで時代に合わせたアップデートをしていることで古さを感じさせないのでしょう。
マーサ21とラジオ
現在も、マーサ21から金曜日の夕方はFM岐阜「MASA チャレンジステーション」、土曜日の夕方はぎふチャンラジオ「マーサ夕遊スタジオ」が放送されていますが、このショッピングモールにはラジオのサテライトスタジオがあるのも伝統です。
1995年(平成7年)のリニューアルオープンの時期にスタートしたのがCBCラジオで日曜の朝10時30分からの30分番組「ON SIGN ぎふ」、そして当時はAM岐阜ラジオの「G-WAVE Music Typhoon」もここから放送していましたね。
デザイン博の名残
当時のマーサスタジオには、1989年(平成元年)に名古屋で開催された「世界デザイン博覧会」の会場スタジオから移設された機材が入っていたという話を聞いたような。
当時はまだ岐阜に県域のFMラジオ局もありませんでしたし、岐阜市にコミュニティFM局もありませんでした。AMラジオ局2局がここから放送していたということに時代を感じます。「G-WAVE Music Typhoon」は試験的に番組全編をネット配信したりと先駆的だったなあなんてことも思い出したり。
そんな思い出のよみがえる、昭和の頃からあるマーサ21。今も日曜の夕方は立体駐車場の入口・出口ともに大渋滞状態となっている様子を見て、時代に合わせていけば昭和のものでも人気を維持することはできるものなんだなあと、勇気をもらうことができました。
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