商品名に八丁味噌を入れられなくても商標ロゴを入れれば!

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名古屋みそカツ(すぐる)

 すぐるという会社の「名古屋みそカツ」というお菓子を見かけました。よく駄菓子屋さんに売ってそうなタイプのもので、実際にはお肉ではなく魚肉をカツにしたものなんだろうなと思ったのですが、見てふと気づいたのです。これは、あの問題に一石を投じている商品なのではないかと。

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 商品名は「名古屋みそカツ」あおり文句は「どえりゃ~うみゃ~」一見すると、やたらと名古屋色を出した色物商品かと思いきや。

 名古屋名物「みそカツ」のおいしさをそのまま、お手軽に食べやすくしましたともあります。名古屋名物の味をそのまま再現しているとでも言いたげです。

 その自信が右下にありました。「カクキュー八丁味噌100%使用」こりゃ本物だ。

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 今、八丁味噌を巡っては農水省の地理的表示(GI)ブランドの問題で、老舗2社の八丁味噌を使った加工商品が「八丁味噌」を名乗れないという逆転現象が問題になっています。

 なので、このお菓子も「名古屋みそカツ」なのでしょうね。商品名などとしては一切「八丁味噌」は使用できないと。

 でも、「カクキュー八丁味噌」は商標ですからね。その「カクキュー八丁味噌」を使用していると商標を使うことで、八丁味噌と言えると。しかもこれは本物だと、詳しい消費者はすぐにわかるわけです。

 商品名としては名乗れないけど、使ってることはロゴで表示。八丁味噌問題に駄菓子で一石を投じる。かっこいい。勝手な想像ですが。

すぐる 名古屋みそカツ 1枚×30袋

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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