東海銀行に対抗して開発した十六銀行のラインナップがとうとう…

じゅうろく とらいあんぐる(十六銀行)

普通預金と定期預金がセットになった総合口座に、さらに貯蓄預金が一冊の通帳にまとまった預金商品が流行した時期がありました。1990年代のことでした。キャッシュカードはリバーシブルになっていて、入れる方向によって普通預金と貯蓄預金を使い分けるというものでした。

今ではその価値観が変わっているので信じられませんが、かつてはその銀行にとって「口座数」も規模の指標のひとつであり、この通帳を作ってもらうことで、普通預金に貯蓄預金、さらには定期預金も作ってもらえるということで、口座数を「水増し」できる存在だったのです。

東海銀行はその口座に「スーパートリオ」と名付けました。普通預金、貯蓄預金、定期預金のトリオということですね。東海銀行はその後三菱UFJ銀行となっていますが、このスーパートリオ総合口座は、2008年(平成20年)のシステム移行によって廃止。通帳はわかれましたが、カードは今も使い続けることができています。

そして、その東海銀行の「スーパートリオ」に対抗して、岐阜の十六銀行が作った同じタイプの商品が「とらいあんぐる」でした。とらいあんぐるはずっと通帳もカードも使い続けることができていたのですが…、とうとう廃止の方向とのこと。しかも、三菱UFJ銀行と違って、カードも使えなくなって別のカードになるというのです。

今も1990年代のデザイン感があるとらいあんぐる。東海銀行のバッグスバニーは今も使い続けることができている一方で、十六銀行のこのトムとジェリーとニブルスくんのカードは使えなくなるわけですね。ただ、十六銀行は今もトムとジェリーですから、別デザインになってもキャラクターカードになりますよね?

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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