カワイイだけじゃダメ

写真:せんとくん(奈良市)

奈良市に行ってきました。奈良で思い浮かべるものといえば、東大寺、春日大社、法隆寺といろいろありますが、キャラクター性も兼ね備えているものといえば、奈良交通バスにも描かれている「鹿」ですよね。

というのも今は昔。

奈良の街なかには、2年後に主役となるアイツがいっぱい。

そう、「せんとくん」。

いろいろ言われていますけど、私は最初から肯定派。これだけ話題になれば大成功でしょう。実際、このせんとくん騒動が無ければ、私は「平城遷都1300年祭」という祭り自体を知らずに終わってしまっていたかも。

それにしても、これだけの騒動を織り込み済みで、せんとくんというキャラクターを投入していたのなら、それはすごい策略的ですね。

せんとくんに対抗して「まんとくん」なんてキャラも作られたけど、ただのゆるいキャラだもんなぁ。

世の中に広く知れ渡るエネルギーとなる「インパクト」。たとえそのコンセプトや決定までのプロセスに毒があっても、結果としてどれだけの認知度を獲得できるか、それがイベントのキャラクターに与えられた使命ですからね。

あちこちにゆるキャラが生まれる、キャラクター戦国時代となった今、キャラクターも、「カワイイだけじゃ、ダメ」という流れになりつつある、その象徴かもしれませんね、せんとくん。

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