提供読みは誰がする?

「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします。」この言葉はアナウンサーが読むというのが今までは当たり前でした。

最近は番組のナレーション担当者が読み、番組に統一性を持たせようとすることが多くなったと思いませんか?

例えば「めちゃ2イケてるッ!」の場合、ナレーターがそのまま「めちゃイケはご覧のスポンサーの提供でお送りします。」と言います。

でもこういうケースは昔からありました。それは「1社提供」の場合。「1社提供」とは、その番組が1社のスポンサーで買い切られている場合です。

特にアニメに多かったですね。「サザエさん」→エネルギーとエレクトロニクスの東芝。昔からサザエさんとタラちゃんが提供を読んでいました。(現在は1社提供ではなくなりましたが、サザエさんが読んでいます。)

「水戸黄門」も松下の「♪明る~いナショナ~ル」という歌が提供読みの代わりでしたね。

「めちゃ2モテたいっ!」めちゃイケになる前の番組です。この番組は「松下電器」の1社提供でした。そこで番組のナレーターが提供読みをしていたのです。そして番組がゴールデンタイムに進出し1社提供ではなくなったけどナレーターが提供を読んだのです。

この番組から”ナレーターによる「ご覧のスポンサー」の提供読み”が始まったのではないでしょうか。

これからはマニアにとっては提供読みも見逃せませんね。特にアニメは。

まあ、サザエさんマニアとかは少ないと思いますが…。今、子どもに大人気のテレビ東京「とっとこハム太郎」

主役ハム太郎の声で「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りするのだへけっ!!」

そんなかわいい「提供読み」はじめて聞いたよ。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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