ポケモンmanaca狂想曲

名古屋の私鉄が展開しているIC乗車券「manaca（マナカ）」この地域は他地域に比べてIC乗車券の展開が遅く、首都圏に比べると10年弱の遅れをとっていましたが、この春に全国の多くのIC乗車券が相互利用の乗り入れを果たし、いよいよ名古屋にも本格的にIC乗車券時代が到来しました。

そんなmanacaの「ポケモン仕様カード」が発売されると知り、これは手に入れずにはいられない！と朝早くから並んでゲットしてきました。その一部始終をレポートします！

今回の「ポケモンmanaca」の発売は、ポケモンセンターナゴヤが3月20日に移転オープンしたことを記念したもので、発行は限定1万枚、予約を5月3日から受け付けるということでした。

限定1万枚というのが、果たして、どれくらいの競争になるのかわからず、何時から並ぶべきか迷っていたのですが、直前になって「朝5時30分からお並びいただけます」という告知があり、5時半からお並びいただけますって…と、焦る気持ちもありましたが、8時30分をめどに友人と並ぶことにしました。

行列の最後尾はなんと地下鉄の矢場町駅構内。このときは松坂屋本館前に続く6番出口が、行列最後尾に一番近い出口だったのですが…。

ポケモンmanacaは1人3枚までということで、並んだ時点でその枚数の「予約整理券」をもらう形でして、その瞬間に枚数を決めなくてはいけません。全然心の準備をしていなかったので、思わず「3枚」です。前に並んでいる人が全員3枚だったとして、この時点の番号から推察するに、自分の前には既に最低でも1,200人が並んでいる計算になりました。

ポケモンmanacaは1枚2,000円です。といいましても、500円のデポジットと、1,500円のチャージなので、実質0円です。なんと良心的なのでしょう。だって、2005(H17)年のポケパークで発売された、ポケパークスペシャルEdyカードは、カード自体が2,000円で、チャージは0円だったのですから。

行列はなかなか進みません。少しずつ、少しずつ進み、朝8時30分から並ぶこと3時間、午前11時30分になって、ようやく地上に脱出です。この間、行列の最後尾は6番出口から、1番出口、そして2番出口へと伸びていきましたが、案内はし続けられていたので、1万枚までは達していないんだ…と思いつつ。

しかし、地上に出てからがまだ長い。久屋大通から交差点を折れても、まだまだ行列は続きます。どうやらゴールは大津通側。しかも行列は折れ曲がっています。試練はまだまだ続きます。とはいえ、先に並んでいる人たちが、状況をツイートしてくれるので、直接ではありませんが、先の様子を垣間見ることができ、その部分ですごくストレスが軽減されました。

並ぶこと3時間半、正午前にようやく、予約票を記入です。ここでは、予約整理券をチェックされ、それと引き換えに購入枚数を書くことになりました。なかには、列の途中で入ってきた人もいたようで、そういう方は並び直しです。でも、行列の最後尾については、ずっと案内がし続けられていましたから、途中で入ってきた人は、意図的に入ってきたのでしょうねえ。

そして並ぶこと3時間55分。ミッション完了です！

しかしまあ、この達成感のなさはすごいですね。実は、あくまでもこの日、ポケモンmanacaは予約受付のみで、受け取りは、6月8日以降なのです。なので、4時間弱並んで、6,000円お金を払って、受け取ったのは紙1枚という、脱力感。ところが、脱力感はそれだけでは済みませんでした。

最後尾はだんだんと松坂屋側に近づいてくるのですが、まだまだ打ち止めのアナウンスは無く…。結局、午後3時頃には、呼び込みを始めるほどに。つまり、その時間なら、ほとんど並ぶことなく買えた、というわけです。4時間弱も並んだのに…。

1万枚ってそんなに許容できるんですね！でもやっぱり、どうしても欲しいのに、午後3時頃に顔を出すっていう賭けには…でられないよね。ああ、6月8日の受け取りが待ち遠しい！

この日は、松坂屋名古屋店5階のポケモンセンターナゴヤもすごい人。レジ待ちの行列は延々でした。そりゃ、せっかく来たら寄りますよね。で、今度はポケモンmanaca受け取りのときにも、やっぱりポケセン寄っちゃいますよね。カードの渡しが後なのは、やっぱり集客効果狙いでしょうかね。

でもこれ、名古屋の人はいいですけど、遠征で買いに来てる人にとって、2回の来店が必要というのはキツいですよね…。当日中に1万枚全ての受付は終了したそうですが、でも、いきなり買えた時間もあったわけですから、狙ってきたのに、買えずにガッカリして帰った…という人がほとんど出なかっただろうところは、よかったですね。

【追記】
ポケモンmanaca引き換えてきました