名古屋市交通局、名鉄、あおなみ線、リニモなどで、5,000円で5,600円分の乗車が可能だった、トランパスの利用が2月29日をもって終了となりました。12%のプレミアムというのは魅力があり過ぎて、あまり鉄道やバスを利用しない名古屋っ子でも、とりあえずカードは持っているという人が多かったものです。
ところが、ICカード乗車券「manaca(マナカ)」が昨年2月11日に登場することが決まると、このトランパスはその前日に発売を終了。利用期間も残り1年強という、早々の店じまいとなったのです。
ただ、リニモだけは、manacaを導入せず、そのままの形で「リニモカード」として、トランパスの形態を維持し続けています。トランパスとmanacaは、磁気プリペイドカードとIC乗車券ということで、その性質はまったく異なるものですが、manacaを導入した途端にトランパス廃止となったため、嫌でも移行しなければならず、どうしたって比べてしまいます。
何を比べるのかというと、そのプレミアムです。トランパスは、5,000円を先に払うことで、12%のプレミアムがついてきました。しかし、manacaはICカード乗車券で、しかも、電子マネーとしても利用できますから、そこにお金をチャージしたからといって、全てを交通機関に落とすわけではありません。
そのため、交通機関に使った分だけポイントが還元されるという「マイレージ」の形で還元サービスが乗っかることなりました。しかしそれは、これまでのトランパスのように、5,000円乗ったらはい600円サービス、というものではなく、1ヶ月にどれだけ乗車したかで、ポイントがつくというもの。
しかも、名鉄、名古屋市交通局、それぞれで算出基準も違うためにわかりにくく、すっかりどうでも良くなっていました。ポイントの失効期限は1年。manacaが導入されてもう1年ですから、一応見ておかないと…と、駅のチャージ機に入れると、「0P」の文字。
やっぱり貯まってないか…と思いつつも、「ポイント還元」のボタンを押したら、あれれ、1740Pもたまってるじゃありませんか。そっか、ボタンを押さないと、どれだけポイントがたまってるのかも表示されないのか!あぶないあぶない。ポイント、たまってません?
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カードも世代交代、車両も世代交代。
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