「一富士二鷹三茄子」と言いますように、世界遺産に登録された「富士山」は、見るだけで縁起物というそんな神々しさがあるわけですけれども、名古屋ではそうはいきませんよね。
ところが、名古屋市内にも「富士見橋」「富士見町」という名前があって、そこではかつて、富士山を眺められたのだそうで、
【参考記事】
「かつてここからは富士山を眺めることができました。だから富士見町と言うのです。」という、ACジャパン(旧・公共広告機構)のコマーシャルもありましたが、今では難しいですね。
以前、仕事の関係で一週間にわたって山梨で過ごした時は、
ずっと富士山を見ながらの生活で、やっぱり気持ちいいものですね。で、先日仕事で東京の西多摩地域に行ったら、これが結構、綺麗に富士山見られるんですね。ちょっと驚いてしまいましたが、そういえば、東京都って山梨県と隣接していましたものね。
東を見れば高層ビル群にスカイツリー、西を見れば緑豊かな景色とその向こうに富士山、東京都内であり、都心まで1時間足らずで出られるにもかかわらず、静かに暮らせるこのあたりの環境は、うらやましいですね。
そこでひとつ、話がうまくかみ合わなかったことがありました。このあたりは福生市や羽村市など「市」なんですよね。それに対して、東京23区は特別区、それでこのあたりの方が「都内」という場合のは、東京都内ではなく、23区内のことを指すんですね。一方、東京都の23区外のことは「都下」というそうで、この感覚は東京だけですよね…と書こうと思ったら、
そういえば名古屋周辺でも、名古屋市内のことを「市内」と言いますね。
瀬戸市など、名古屋周辺にある市での会話でも、時として「市内」と言った場合には、名古屋市内を指すことがありますものね。「都内」「都下」の使い分けには、かつての「東京市内」「東京府下」の名残が影響してるそうですが、名古屋市だけを「市内」というのも、名古屋市の周辺が全て郡部だった時代の名残なのでしょうね。
その頃はまだ、その「市内」から富士山が見られたんだろうなあ。
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