ふぐ刺し
下関のふぐをお取り寄せしたのです
お取り寄せグルメってありますよね。そんなお取り寄せグルメのなかから、ひとついいよということでいただける機会がありまして、ありがたいことです。どれにしようかな…と、そういえばここ最近お目にかかっていない「ふぐ」にしよう!と、ふぐ刺し&ちり鍋セットをいただきました。
ふぐの本場、下関からやってきたのですが、そういえば以前、ふぐと愛知のつながりについて記事を書いたことがありました。かつて愛知は、とらふぐの産地として猛アピールをしていた記憶がありますが、ここ最近そこまで聞きません。どうなったのでしょうか。
市場は下関・食べるのは大阪
下関「関とら」のふぐセットがクール便で届きました。ふぐ刺しは透けるほどに薄く並べられ、ポン酢もセット、それだけでなく、紅葉おろしに小ネギ、かぼすもセットになっていました。
ふぐ刺しは、数枚を箸でつかんで、そこにネギと紅葉おろしを巻いて、かぼすをしぼったポン酢でいただくと…もう、このおいしさたまりませんね。まさにふぐの醍醐味です。ポン酢の味がいつもの10倍、20倍おいしく感じます。
ふぐといえば大阪のイメージが強いですよね。実際に、日本で食べられるふぐのうち、過半数は大阪で消費されます。大阪では、ふぐ刺しを「てっさ」と呼び、ふぐ鍋を「てっちり」と呼ばれますが、この「てっ」は鉄砲。もちろんそんな言葉になったのは、毒があるから、ですね。当たれば死ぬと。
そして今回のお取り寄せもそうですが、ふぐの市場といえば下関。でも、下関は集積地でしかないのです。
愛知が日本一!だった頃もありました
今から5年前、当サイトでは「愛知県民ならフグを食べておかないとね!」という記事を書きましたが、当時は愛知県が天然とらふぐの漁獲高日本一だとかで、「愛知のふぐ」を結構アピールしてたんですよね。
とはいえ、当時の資料を見ると「調査を実施している都道府県のなかで1位」という曖昧な感じもあったりで、そういえば最近、「愛知のふぐ」アピールを聞かないな…と思ったら、2012(H24)年の時点で、漁獲量1位は石川県に、愛知県は10位に転落しているではありませんか。
そりゃ、聞かないわけだ。
そもそもこれ天然じゃないか?
では、ちり鍋もいただきましょう。刺身もいいですけど、やっぱり鍋もいいですね。コラーゲン摂取してるうっ!って感じのプルプル感。もちろん、鍋のあとはふぐ雑炊です。しっかりとふぐの旨みが凝縮されていて、ネギの風味がこれまたたまりません。
おいしくお取り寄せふぐセット、いただけました。やっぱり、たまにはふぐ食べたいですよね。よく召し上がられるという大阪の方の気持ち、わかります。
10位とはいえ、このふぐ、愛知県産だったりして?だったら里帰りかな?と思ったけど、よく考えたら、ふぐって天然よりも養殖の方が多くなっているわけで、養殖の産地は長崎、熊本、兵庫、大分、愛媛と西日本ばかり。今回のには「天然」って文字はありませんでしたから、きっと違うのでしょう。
じゃあ、そもそも里帰りの可能性がないね…。
こちらは別のお店のものです。
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