ラーメン屋の絶品丼 台湾丼の素(寿がきや食品)
名古屋のラーメンといえば…
名古屋には「名古屋ラーメン」と言われるものはないけれども、名古屋「の」ラーメン二大巨頭として君臨しているのが「スガキヤラーメン」と「台湾ラーメン」です。
台湾ラーメンとは、実際には台湾には存在しない名古屋オリジナルのラーメンで、豚挽き肉を中心に、ニラ、もやし、ネギなどを唐辛子で辛く味付けして炒めたものが、ラーメンに乗っかっているというスタイルです。
今池の「味仙」が発祥と言われ、台湾の台南地方にある担仔麺をもとにアレンジしたメニューと伝わっています。ちなみに、台湾でよく食べられている麺類は、挽肉は入っているものの、実にあっさりとしたスープで、麺もきしめんのようなものでした。
それがここ最近、名古屋で異変が起きているのです。
名古屋で「台湾○○」ブーム
名古屋では定番メニューとなっている「台湾ラーメン」は、いわゆる名古屋めしとしてその地位を高め、全国的にも名古屋名物として知名度をアップしている一方で、ここ最近、ラーメンだけではない「台湾○○」が「新なごやめし」として注目を集めています。
本場の台湾発信の旅行サイト「台北ナビ」で先日紹介されたのが、春日井市「まぜそば小島屋」の「台湾まぜそば」
⇒「ん?台湾まぜそば?」
昨年秋にオープンしたこのお店でいただける「台湾まぜそば」は、麺の上に挽き肉、ねぎ、海苔、卵黄などが乗っかっていて、しっかりと混ぜていただくのだそうで、台湾ラーメンの汁無し版といった感じでしょうか。ここまでは、台湾ラーメンの変化球かな…という感じなのですが。
こちらは、昨年春に登場した「元祖台湾カレー」です。もちろん、元祖といっても、このお店が元祖なのであって、台湾にあるわけではありません。
⇒「名古屋の新名物候補・台湾ラーメンならぬ「元祖台湾カレー」食べてきました 」
カレーとともにたっぷりの挽き肉!もちろんピリ辛です、さらに九条ねぎ、卵黄を混ぜていただけば、カレーなのに台湾!もはや麺類の要素は全くなく、台湾ラーメンの台湾の部分が生かされたカレーで、しっかりとにんにくも利いていてパンチがある仕上がりとなっていました。
そして…台湾丼です
今回、スーパーで見かけて思わず唸ってしまったのが、家庭で簡単に作れる「台湾丼の素」です。
発売しているのは、台湾ラーメンとともに名古屋でラーメン2大巨頭の一角を担う寿がきや食品。
名古屋を中心に展開しているつけ麺・ラーメンチェーンの「フジヤマ55」の監修のもと、フジヤマ55でも人気メニューとなっている「台湾まぜそば」を、ご飯メニューでいただけるというアレンジになっています。
これは夏に最高だね
4種のスパイスが配合された「台湾丼の素」を、豚挽き肉ともやしとともにフライパンで炒めること5分。そこに卵黄を乗っければ…できあがりです!
スパイシーな挽き肉炒めに、卵黄を溶かして混ぜてご飯と一緒に口に運べば…スパイシー&マイルド!
これなら、食欲の減退しがちな夏場でもガッツリいけますね。ラーメン屋さんのまかないのようなウマさです。
おいしかったのですが、これもあくまでも「名古屋の台湾」であって、台湾がこういう味付けではないということだけは、認識しておく必要がありますね。
台湾ラーメン、台湾まぜそば、台湾カレー、台湾丼…。
本場の台湾にはない、名古屋の台湾アレンジはこれからも続く…?ちなみに最近では、名古屋の台湾ラーメンを台湾で売る店が登場し「名古屋ラーメン」という名前で出しているのだとか。名古屋と台湾の味の交流ですね。名古屋には、本場の台湾の味を出す台湾料理店も実に多いです。
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