ナナナのA5クリアファイルとメモ帳
東京駅のテレ東本舗。
昨日の記事に続きまして、東京駅のお土産話です。JR東京駅には「東京キャラクターストリート」という、様々なキャラクターグッズのお店が立ち並ぶゾーンがあります。
そこにはNHKとすべてのキー局が出店していまして、テレビ東京も「テレ東本舗。」というお店を構えています。全国をカバーしている他のキー局とは違い、映らない地域の人にとっては「テレビ東京は東京のテレビ局」という印象が強く、東京らしいお土産として買う人も多いのだとか。
そんなテレ東本舗。で、2015(H27)年の夏から販売しているという、テレ東のキャラクター「ナナナ」のグッズに、テレ東らしさを感じました。
電波を出しているのはスカイツリー
今回買ったナナナグッズは、東京タワーとのコラボ商品です。メモ帳とA5のクリアファイル、どちらもナナナが東京タワーに座り、バナナオレを飲んでいるイラストとなっています。
テレビ東京は現在、東京タワーからは電波を出しているわけではありません。地デジ化の際に、他のキー局と同様に東京スカイツリーに移っています。にもかかわらず、今、東京タワーなのです。
「東京タワーの横の箱」
かつて「テレビ東京といえば東京タワーの横」という時代があったのです。テレビ東京は1964(S39)年4月12日に「日本科学技術振興財団テレビ事業本部・東京12チャンネル」として開局。その際に本社を構えたのが東京タワーのふもと。当時は「東京タワーの横の箱」と言われる存在でした。
東京12チャンネルはスタジオも狭く、本当に東京タワーのふもと、外から生放送をすることも多かったことから、東京12チャンネル=東京タワーというイメージが強く植えつけられました。
さらに、東京12チャンネルは、テレビ東京と名を変えて1985(S60)年12月12日、虎ノ門の日経電波開館へと移転するのですが、そこに付けられたお天気カメラからは常に東京タワーが映し出されることが多かったのです。お天気カメラはその後、城山トラストタワー、仙石山森タワーと場所を移してはいるものの、東京タワーを中心に映す画角は変わっていません。
だからこそ、このナナナグッズからは、あえて東京タワーという、テレ東らしさを感じるわけです。
本社移転でどう…もならないか
テレビ東京はこの秋、本社を移転します。1985年以来ですから31年ぶりに移ることとなるわけですね。既に移転している部門もあり、報道スタジオは11月7日からの稼動になると発表されています。
現本社は虎ノ門、新本社は六本木なのですが…、実は、直線距離で500メートルも離れていないんですよね。お天気カメラはどうなるかわかりませんが、これからもきっと、東京タワーを映し出すんじゃないでしょうかね?
もちろん、テレビ東京はスカイツリーにも新しいお天気カメラを設置はしているものの、スカイツリーのカメラではスカイツリー自身が映るわけではないですからね。テレ東のお天気カメラにスカイツリーが登場することはほぼありません。
やっぱりこれからも、テレビ東京といえば東京タワーという印象が続くのではないでしょうか?だからこそのこのナナナ×東京タワーグッズなのでは。
そこは変わって欲しくないという、一オールドテレ東ファンとしての希望的観測ではありますが。
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