状態のよいフジカラーベンチに感動 広告媒体としてのベンチの意味

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フジカラーのベンチ

目に留まった状態の良さ

 先日出先で、ライトグリーンと言えばいいのでしょうか、観光地でよく見かける色のベンチがありました。背もたれには「FUJICOLOR」の文字。そうです。フジカラーのベンチです。しかし状態がよい。比較的新しいものでしょうか。昔はどんな山奥でも見かけたものでしたよね。

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並んでいたフジカラーとサクラカラー

 平成初期の記憶ですが、信州だったかに出かけたときの話です。具体的にはどこだったのかはっきり覚えていないのですが、防災無線とはちょっと違う有線放送がスピーカーから流れていることに「そんなのあるのかあ」と思いながら、ふと小さな売店で休憩することになりました。

 そこには競い合うかのように「フジカラー」と「サクラカラー」のベンチが複数置かれていました。そしてその売店では両方のフィルムが販売されていました。「あ!まだサクラカラーだ!」と興奮したことを覚えています。

観光地価格でも買ったフィルム

 デジタルカメラ、スマホカメラ全盛の今となっては幻の風景となってしまいましたが、かつてはどんな山奥でも、コンビニが無いようなところでも、商店のレジ横にはフィルムが積んで売られていたものでした。そしてその価格は…まさに観光地価格。

 しかし、出先でフィルムを切らしてしまったら写真が撮れないわけですからね。背に腹は変えられません。そういう時、決まって言われるのです「ちゃんと考えてフィルムを持ってこないから」と。

さっきベンチで見た…という効果?

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 そんな時に「さっきまで座っていたベンチ」のサブリミナル効果があるのでしょうかね。それを狙ってのフィルムメーカーベンチだったのでしょうか。

 それにしても綺麗なベンチでした。平成に入ってサクラカラーがコニカに変わってからも、コニカのベンチってのもありましたものね。いつくらいまで製造されていたのだろう。

 別に富士フイルムとコニカの両社がベンチ広告が好きだったというわけではなくて、やっぱり、お出かけ先のフィルム需要を見込んでの広告であったでしょうから、「アスタリフト」と「フルカラー複合機」のベンチが並ぶなんてことにはならないわけですね。

FUJIFILM レンズ付フイルム フジカラー 写ルンです 1600 Hi-Speed (高感度・高速シャッター) 39枚撮り LF 1600HS-N FL 39SH 1

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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