イタリア村に逝こう!

ここ最近、名古屋港イタリア村に関する、ネガティブなニュースが毎日のように新聞に載っていますね。簡単に振り返ってみますと。

3/12
中日新聞 建築条例違反問題で名古屋市は愛知県警に刑事告発の検討へ
3/10
毎日新聞 建物を実際に設計した業者と書類の業者名が違うことが判明
3/8
朝日新聞 3人の外国人調理師に対し1人当たり最大約700万円の残業代未払い
3/7
中日新聞 条例で木造建築が禁止地域にもかかわらず14棟を木造で建築
3/5
中日新聞 仮差し押えの事実を名古屋港管理組合に通知せず
3/3
毎日新聞 工事代金約1億円が未納だとして仮差し押さえ

イタリア村といえば、万博の開催された2005(H17)年春に華々しくオープンし、初年度435万人もの入場者数を記録したものの、次年度は169万人と大きくダウン。最近では経営難もささやかれるようになりました。

かつてはテレビ愛知でほぼ枠を買い取るような形で、パブリ番組を持っており、他局でもCMを頻繁に見かけたのですが、人離れはかなり深刻のようです。

どこだって万博特需はあったんじゃないの?と思われるかもしれませんが、イタリア村のお隣にあるシートレインランドの入場者数を見ますと、万博開催年度は60万人、次年度は70万人、名古屋港水族館も万博開催年度は166万人、次年度は192万人と、それぞれ逆に増加しており、

イタリア村の入場者数減は、万博の影響どうこうよりも、一度行った人が「ま、こんなもんならもういいや」となり、客離れを起こしているというのが実情だと思います。

しかもこのイタリア村は、民間資金を活用した社会資本整備事業(PFI)となっています。セラヴィリゾートが出資した事業会社が、名古屋港管理組合から土地を15年の期限で借り受け、そこに52億円をかけて建設をしたもので、その形態も注目を集めました。

しかし、当初は2005年3月26日オープンとなっていたのに、イタリア村のホームページが完成した際には「春 OPEN」としか書かれておらず、3月26日になっても一向にオープンのニュースを聞かないまま、予定日から5日が経過した3月31日になってようやく「4月2日OPEN」という文字がホームページに登場したのです。

条例違反で木造建築としてしまったのは、万博特需で鉄骨の調達ができなかったとのことですから、当時のバタバタが今になって目に浮かびます。

今月中に新しいスポンサーを発表できるとのことですが…。

1億円の未払いがある状況で、条例違反建築をすべて立て替える…。そして集客のために新たな起爆剤も必要…。とにかく、イタリア村がまだそこにあるうちに、行かれることをオススメします…。

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