メ~テレ(名古屋テレビ)は7月、自社製作の新番組を投入しました。それは、ここ最近様々なスタイルのローカルバラエティ番組を放送している、金曜23時台。ニュースステーションのすぐ後です。
かつては帯のローカル番組枠「あきさせナイト」
かつてバブルの頃か、この時間、月曜から金曜まで帯で自社製作番組を流していた、華やかな時期がメ~テレにはありました。スタジオの中に滝が流れ、セット替えの際それを視聴者プレゼントしたり奇抜な企画が面白かった「サラリーマンアワー平成のオキテ」。ヨイヨイなど評価によって、スタジオの女性のスカートが捲れあがる川柳バラエティ「おしゃれパラダイス」。
これだけは他が終わっても長く続いた「アウトドアTVマガジン・Let’sドン・キホーテ」。他の地域でも同様の企画があり、あいだももさんの主演で話題となった「エリアコードドラマ052・セクシーダイナマイト探偵団」。そして金曜はずっと「ドラゴンズ倶楽部」、他にも「そんなバカな!?」、「オトナになりたい」などなど、テレビ朝日のネオドラマを押しのけて放送していました。
しかしその後、息切れを起こしてしまったのか、それともテレビ朝日をネットしたほうが、数字が良いと判断したのか、金曜を除いて自社製作番組は姿を消すこととなりました。
そして、金曜だけが残り、ここ最近は名古屋版トゥナイトとも言えるローカル風俗情報番組で、デーモン小暮閣下が司会のバラエティ「夜だMONDE」、世界と名古屋を対比するテリー伊藤氏の「wao!」など、新しいことに挑戦するも長続きはせず、いろいろと模索している様子が、見ているこちらにも伝わってきました。
名古屋テレビからメ~テレになっての奇妙なスポットCM
今年の春、名古屋テレビはメ~テレにイメージチェンジし、新マスコット・羊の皮をかぶったオオカミが、至るところに登場するようになり、番宣スポットの最後数秒にも「メ~テレ!メ~テレ!」という声とともに、狼があらわれるようになりました。しかし、少したち、5月を過ぎると、奇妙なスポットが流れ出したのです。
「7月はダムド・ファイル。」
ただそれだけなんです。他の番組の宣伝CMの最後に、この言葉が流れるようになったのです。『一体何のことだろう?』と思っていると、6月に入り真相が明らかになりました。
地元の心霊スポットに着目したローカルドラマ
「ダムド・ファイル」とは、7月にスタートする新番組のことで、時間帯は、金曜のニュースステーションの後。最初は『またなんか新しい風俗バラエティでもやるのか?』と思っていたのですが、その後のPRを見ると、どうも様子が違います。そしてようやく、コンセプトが発表されました。『この地方に数多くある心霊スポット、そこに伝わる実話を基にした心霊ドラマ』とのことで、しかも、その心霊スポットで実際撮影するとのこと。
おお!なんという斬新なアイデア。いつもはCBCに憧れているのか、CBCの後追い番組(例:サンダー5)が多い中、このような冒険的な番組がスタートするとは。これは面白いかも。と思ったのですが、よく考えるとかなりバチ当たりですよね。というか撮影怖くないですか?役者さんは、実際の心霊スポットで演技するんですよね。カメラになんか映っちゃったりしたら、それはもうドラマじゃなくて、ドキュメンタリーじゃないですか。
ローカル局が心霊ドラマを制作すること自体は、それほど珍しいことではありません。TVKテレビ(横浜)とKBS京都が共同制作した「十三夜」も一時話題となりました。しかし、実際の心霊スポットで撮影する心霊ドラマというのは、珍しいのではないでしょうか。
しかも今回、「リング」「らせん」のプロデューサー、仙頭武則さんが「ダムド・ファイル」のゼネラルプロデューサーを務めるという本格派。さらには、この地方が舞台ということですから、知ってる身近な場所が数多く登場するのではないかと、期待は高まりました。
第1回は自社の隠された秘密?
第1回が放送される日、ニュースステーションが終わり、チャンネルをそのままメ~テレにしておくと、なぜか生中継が始まりました。星アナウンサーが、社屋の前で喋りだしました。
「実は、世間にメ~テレは、ずっと隠し続けてきたことがあります…。出るんです。」
そう言うと、星アナとカメラは、メ~テレ社屋の地下へと歩き出しました。その、1階から地下に下りる階段では、今まで2名の社員の方が、転落してお亡くなりになっており、星さん自身も過去に転落、じん帯を損傷したそうです。
そして、地下1階の控え室、この部屋の壁は、何度綺麗にしても染みが出てくるそうなのです。その地下室には、お札が貼ってありました。窓が無く、ただでさえ怖い雰囲気の地下室に、謎の染みとお札。こんなところで出番を待つのは嫌ですね。私は遠慮したいですね。こんな話を聞いたら…。あ、これからは新社屋だから大丈夫か。何?その前に、出演者としてメ~テレに行くことはないだろうって?その通り。余計な心配ですね。
さらに、地下2階へと進んで行きます。なんと、星アナもここから先は、入社以来、初めて進むとのこと。そこには、廃止された女子トイレとシャワー室があり、入口には大きくお札が貼ってありました。
この、お札は作り物ではないと思われますし、社員の方が亡くなったという話も、作り話ではないと思います。なぜかと言うと、この内容、実は数年前(10年位前でしょうか)、当時のメ~テレ自社製作番組「オジャマンないと!」でも取り上げていた記憶があるのです。だからこそ、自社を舞台にしたこういうドラマを作ることになったのでしょう…。
姿を消していたアナウンサー
いよいよ、ドラマがスタートしました。設定は1989(H元)年、名古屋テレビ。心霊スポットを舞台にした、ドラマを制作することになり、社員に社内での恐怖体験を語ってもらうことになったのです。企画を進め、撮影のため、昔、アナウンス部長が転落して亡くなった場所に置いてある自動販売機を動かすや否や、同じ階段で、勝智久岐阜支局長扮するアナウンス部長が、謎の転落死を遂げてしまいます。
調べを進めるうちに、メ~テレ社屋がある場所は、かつて戦国時代お城があった場所で、その城主は、罪を家老に擦り付け、家老とその家族は自害を命じられ、母は自ら子どもの命を絶ち、自分も果てたのでした、そしてその首を献上し、城主は生き延びた…。ということがあり、また、その後、近くにお寺が作られ、そこが隠れキリシタンの密会場所となり、多くの信者が拷問にあったり、殺されたとのこと。
メ~テレの側の池は、恐らく首洗いの池だった…。ということもわかり、ドラマの計画を中止しようと言う動きが出るのですが…。と話は進んでいきます。ぜひご覧になってください。ってDVD化とかされるのか…?
ところで、現在岐阜支局長で、元アナウンサーの勝さん、懐かしかったなぁ。愛知県で高校に通っていた人なら、公立高校入試解答速報や「めざせ!甲子園」を担当していた勝さんのことは、ほとんどの人が知っているはず。
その勝さんを、亡くなったアナウンス部長に起用というのは、狙ってましたよね。メ~テレは。
「そういえば、あんなアナウンサーいたね。最近見ないけど本当に死んじゃったのかな。」


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