かつて栄電社だった面影のある旧ロゴのセリア店舗で思いを馳せる

セリア生活良品 江南店(愛知・江南市)

100円ショップ「セリア」の旧ロゴ店舗を見かけたので思わず立ち寄りました。店名が「セリア生活良品」となっていて歴史を感じるのですが、建物の趣がさらにその前の時代を感じさせてくれます。そう、かつての「栄電社」の趣です。

エディオンの源流

「栄電社」とは…のちにエイデンとなり、現在は合併して「エディオン」となっているのですが、エイデンがデオデオ・ミドリなどと合併してエディオンとなるよりも少し前のこと。「街の電気屋さんのエイデン」から「大型家電量販店のエイデン」に脱皮した時期があるのです。

かつてのエイデンの建物は…

その脱皮の際、名古屋に本社を置いていたかつての「街の電気屋さんのエイデン」の店舗建物は、同じくこの地方を地盤とする100円ショップやドラッグストアに移行されたのです。

大垣が本社の「セリア」や、大府が本社の「スギ薬局」の路面店のなかには、「あーこれ栄電社だったんだろうなあ」…という形の建物があります。

2階へ上がる階段も懐かしい

特にセリアになっている店舗は、かつての栄電社だった頃の雰囲気が色濃く残っていて、階段などからもあの頃を思わせる要素を感じられます。

家電量販店はエイデンに限らずどこも大型化し、今見ると「昔のエイデンってこんなサイズだったんだ」という印象を受けます。

とはいえ、今もこういった路面店が残っているのを見ると、エイデンが大型化したことがセリアやスギ薬局の店舗拡大の足掛かりになったという側面もあるのだろうなと感じます。

セリア江南店の建物の推移

エイデン江南店 → ペットエキスポ江南店 → セリア生活良品江南店

エイデンは家電量販店として大型化する際に、三河が地盤の「サカキヤホームセンター」と合併して「エイデンサカキヤ」となり、「ホームエキスポ」という業態を開発。あわせて「ペットエキスポ」というペット業態も誕生させました。

エイデンはエディオンとなり、結果としてホームエキスポは同じく地元地盤のカーマホーム江センターへと譲渡されるのですが…。カーマホームセンターも合併してDCMに。

ですがこの「ペットエキスポ」というブランド名は今もDCMの一部門として存続しています。エイデンサカキヤの息吹は、今もDCMのなかに生き続けているのです。

この記事を書いた人

TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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