写真:TAKEGAアートスペース・彩画堂(名古屋・中区)
Twitterを始めて半年くらいになります。と言っても、最初の2ヶ月くらいは使い方がよくわからず、そのままにしていたので、実質は4ヶ月くらいでしょうか。それ以来、いろいろな方と交流させていただいているのですが、そのなかで、とても柔らかで優しい、色鉛筆の肖像画のアイコンの方が、栄で個展を開かれているということで、
相方と一緒に行ってきました。訪れたのは、小笠原弘也さんの色鉛筆肖像画展「想い出」。
展示されている作品は、会社勤めをしながら、日々少しずつ描き上げたという、全て色鉛筆だけで描かれた肖像画。お子さまや、依頼を受けての一般の方の絵、そして有名人のものなどがズラリと並んでいまして、一目見て、それらがどれも、とても柔らかなのに、躍動感があるという印象を受けました。
作品を見て、まず驚いたのは、白い紙の上に色鉛筆で描かれているものなのに、その白の部分がとても輝いて見えること。さらに、その輝きから生れる立体感。色鉛筆の濃淡、つまり力の入れ方の違いだけで、ここまでの表現ができるものなのかと、驚くばかりでした。
もちろん、肖像画のなかには、そのモデルとなっている方の顔を、知らない作品もあるわけですが、一目見ただけで、その絵のリアルさが伝わってくるほどです。もし、お子さまの誕生日祝いとかに、こういう絵を描いてもらうことができたら、すごくいい思い出に残るのではないでしょうか。
よく、ショッピングセンターなどで、デフォルメをした似顔絵をさっと描く方がいますよね。もちろん、あれはあれで面白いのですが、そういった似顔絵とは全く違います。特徴をデフォルメするわけでなくあくまでもリアルに、さらにそれを、色鉛筆の色使いと濃淡だけで表現されるということは、頭のなかで、ものすごい計算が働いているのでしょうね。
お話を伺いますと、白い紙に薄い色から順に、もちろん、それぞれに濃淡をつけながら、次第に濃い色をのせて行くのだそうです。濃淡に加え、さらに複数の色を重ねているわけですから、実際にはものすごい数の色で絵が構成されているわけですよね。すごい。
毎日、お仕事を終えて、家に帰られてから少しずつ描かれているそうで、1つの作品が仕上がるまでにかかる期間は1ヶ月!とのこと。ふと作品を見ると、女性の肖像画がほとんどで、男性はお子さんの1枚のみ。男性は描かれないのですか?と聞くと、「女性を描くのが好きなので。」と。そうですよね!やっぱり好きなものを描くのが楽しいですものね。
いえいえ、実際のところは、男性の顔を描こうとしても、どうしても丸みのある、優しい顔になってしまい、渋みだとかクールさが出ないのだそうで、それで、女性とお子さんの顔を描くことにしているのだそうです。
絵というのは、きっと描く人の心が映っているものでしょうから、小笠原さんは優しい方なのだろうな…と、感じました。他にもいろいろと、長い時間お話を聞かせていただきまして、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。
ネットでの繋がりからこうやって、実際にお会いして、お話を伺えたりできるのも、Twitterの醍醐味かもしれませんね。個展は今度の日曜、25日まで開催されていますので、ぜひご覧になってみてください♪
・TAKEGAアートスペース彩画堂
(名古屋市中区錦3-15-32)
色鉛筆肖像画「想い出」
4/25まで(11:00~18:30 ただし25日は16:00まで)
コメント
TOPPYさん、こんばんは。
TOPPYくびったけ日記拝見しました。
とても素敵に紹介して頂きありがとうございました。
おお!あの憧れのトッピーアイコンと
TOPPYロゴ入りで紹介されてる~
と感動しました。
内容読んで、あの時お話した事を思い出してました。
とても楽しいおしゃべりでした。
TOPPYさんは、さすがと言うか
当然と言うか…
やはりすごく文才がおありになります。
読みやすくて楽しい記事です。
これからもHP更新楽しみにしております。
ありがとうございました。
PS:
紹介のお礼、遅れて大変申し訳ありませんでした。
金曜日から高熱の風邪をひいてしまい
今日からようやく通常業務に復帰しました(^o^;
>小笠原弘也さま こんばんは
いろいろとお話も聞かせていただきまして、
ありがとうございました。
素敵な作品ばかりで、
実際に見ることができて、本当に良かったと思います。
お風邪は大丈夫ですか?
まだ気温の変化が激しいことがありそうですから、
どうぞお体ご自愛ください。
こちらこそ、ありがとうございました。