写真:なごやん(敷島製パン)
スーパーで売られているのを見かけると、思わず手にとってしまう、名古屋の銘菓「なごやん」。黄身あんをカステラ生地で包んであるもので、味わいはとってもシンプル。値段は決して安いものではないのですが、ついつい手が伸びでしまいます。ところで、
長年この「なごやん」といえば、「シキシマのなごやん」であり、名古屋っ子にとって、「シキシマ」といえば「天才クイズ」という、確固たる企業イメージがありました。
なごやんは、1957(S32)年に「金鯱まんじゅう」として誕生し、翌年から「なごやん」として販売されるようになり、それから52年(!)になるわけです。さくらのマークのシキシマパン。名古屋ではずっとそれが当たり前でしたが、
シキシマは、名古屋から関東へと進出する際に、「シキシマパン」という名が田舎っぽく感じたのか、「PAn Shikishima COmpany」=「PASCO」というブランド名を採用します。
これが後々、厄介なことになるわけです。東日本では「PASCO」、西日本では「シキシマ」と、2つのブランドを持ってしまったがために、それぞれのパッケージで同じ商品を作る…。どう考えても非効率です。
そして2003(H15)年に「PASCO」に統一…となるわけです。ただ、なごやんだけは、それからしばらくも「シキシマ」ブランドだった気がするのですが、もちろん今はPASCOのなごやん」です。シキシマって、今や製パン業界国内第2位なんですね。
もう、名古屋ローカルの会社とは全然言えない。でも、なごやんは地域限定なんですね。さすがに全国販売で「なごやん」は無いか…。もちろん、ネット通販では買えますけどね。
コメント
お邪魔致します。
私も名古屋の親戚から頂いたり,名古屋帰りのお土産によく「なごやん」を買ったものです。親戚がかつてお盆に集まるときに「なごやん」だらけになったのを思い出します。(なお,私の実家は分家の本家になっており,かつてはお盆によく親戚が集まったものです)ういろは集まりにくかったですね(笑)。
で,なごやんは「敷島製パン」のなごやんですね!
「パスコ」のなごやんはなんだか違和感がまだまだありますね。
「なごやん」のようなお菓子は,動物の形になっている「にわとりのこども」や「ぽんぽこな動物」がありましたが,なごやんがうまいと思います。
何か書きたくなったのでキーを叩きました。
名古屋駅のお土産屋さんで売っている「はろうきてぃなごやん」も中身は同じですか?
>marui-banbanさま こんばんは
そうですね。名古屋では親戚とかが集まると、
必ず「なごやん」だらけになる気がします。
一方、ういろうは確かに見ませんね。
さすがに今は、なごやんも「PASCO」ブランドになってますね。
寂しいところですけれども…。
>びょん吉さま こんばんは
パッケージや内包装はキティになっていますが、
中身は…一緒ですね。
「なごやん」ってしきしまパンだったんですね、知りませんでした。
うちの母親も「なごやん」大好きです。三重の四日市出身だからなのかな?
で、私の住む滋賀県ですがジャスコでは「なごやん」取り扱っています。これもジャスコの元が四日市の岡田屋で中部がメインだったからでしょうか?
では失礼いたします。
>樋口正孝さま こんにちは
そうですか。
「なごやん」にシキシマのイメージはありませんでしたか~。
なごやんの販売エリアはよくわからないですね。
中国地方でも取り扱いがあるみたいですし…。
でもまあ、ジャスコはその可能性ありますね。
愛知のジャスコも三重県産品の品揃えが良かったりしますので。