テレビ東京は天カメも独自路線

写真：テレビ東京（東京・港区）

3年半の建設期間を経て、2月29日に竣工、引渡しとなった「東京スカイツリー」。本業の「電波塔」としては現在、試験電波を発射している段階で、展望台としての開業も5月22日と、まだ先のことですが、それらに先駆けて、

この3月8日から「お天気カメラ」の運用が始まりました。

【朝日新聞】地上３７５メートルのお天気カメラ、いざ本番

記事によりますと、お天気カメラは地上375メートルの「第一展望台・天望デッキ」に設置されていて、特にNHKは3台を置いて、360度をカバーできるようにしてあるとのこと。フジテレビやテレビ朝日も同じこの日、運用を開始したそうです。

さて、このスカイツリーには、テレビ東京もお天気カメラを設置し、8日の「ニュースアンサー」のお天気コーナーにて、その映像が披露されたのですが、テレビ東京だけ…低いんです。

5つのキー局のなかで、いつも独自路線を歩むテレビ東京、今では一般の人にもその認識が広まっていますが、お天気カメラも独自路線となっていまして、テレビ東京のお天気カメラだけは、他局375メートルとは違って、地上240メートルに設置されているとのこと。理由が、さきほどの朝日新聞の記事に書かれていまして…。

「隅田川花火大会の生中継で使うことを考えると375メートルは高すぎる」

隅田川花火大会…。確かに、テレビ東京はこの中継を、局のアイデンティティとして、重要なコンテンツとして位置づけている番組ですが、系列局ですら放送しない、関東ローカルの番組です。

年に1度の関東ローカルの番組のためだけに、お天気カメラの位置をセッティング。粋だねぇ～。

東京スカイツリー&東京下町おさんぽマップ (ブルーガイド・ムック)

いろいろ落ち着いたらやっぱり行きたいな。