本物のフランスパンから焼き上げたという、上品な味わいで人気を集めている「フランスパン工房」味も食感もいいですよね。その商品イメージからは想像しにくいのですが、三重県津市のおやつカンパニーの商品です。
そう、おやつカンパニーといえば、ベビースターラーメン、かつての松田食品ですね。
そんな、おやつカンパニーのフランスパン工房には、地域限定の商品もありまして、このたび先月発売になったのが、「中部限定・小倉トースト味」です。フランスパンなのにトースト。その矛盾につっこみたいところですが、小倉トーストの味を再現した、ということなのでしょう。
小倉トーストとは、名古屋の喫茶店文化から生まれた名古屋名物。「パンにあんこなんて…」と思ってしまった方は、胸に手をあててあんパンを思い出してください。では、あんぱんと小倉トーストの違いは何かと尋ねたら、それは、バター(マーガリン)が塗ってあるかどうか、ということになるのでしょう。
そんな小倉トースト味のフランスパン工房、果たしてどんな味なのでしょうか。
袋を開けますと…あまーく香ばしいかおりがします。そしてなんと、茶色い!ちゃんと小倉の色になっているではありませんか。食べてみますと、予想通りバターの風味が強い一方で、しっかりと小倉の甘さ。フランスパン工房の上品なテイストは残しつつ、しっかり小倉トーストです。さすが、地元のおやつカンパニー。
そうなんですよね。おやつカンパニーは、三重県津市の一志町にある会社。名古屋にとっては地元みたいなものです。小さい頃から、名古屋っ子ならベビースターラーメンとは常に接していると言っても過言ではありません。
「さすが地元!中部限定の味の再現度すげえ!」
と、書こうと思ったのですが、三重は、東海であっても中部でなくー、近畿であっても関西でなくー。というわけで、「中部限定」で見た場合、おやつカンパニーは地元にはあたらないということに気づき、この記事の意義が見出せなくなってしまったのでした。
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