グァバ(オリエンタル)
昔は自販機があったよねえ
尾張旭市のスーパー、アカバネ新鮮館で買物をしていたら、思わず「おおっ」と声が出るほどに懐かしい缶ジュースを見かけて、即、買ってしまいました。
ハワイアンな女性が描かれ、青とも緑とも言えない空の色、そして今やコーヒー以外では見かけない、250mlのロング缶。オリエンタルのグァバです。
オリエンタルといえば、名古屋市に本社を置くカレーメーカー。名古屋では、外食はココイチ、家ではオリエンタルがカレーの代名詞ともいえる存在です。そういえばかつては、清涼飲料メーカーとしてもオリエンタルは有名で、自販機もありましたが、すっかり見かけなくなってしまいましたよね。
でも、グァバは現役なんですね。
CMも良く流れていましたよね
オリエンタルの清涼飲料事業は、かつて東海地区で毎日のようにテレビコマーシャルが流されていましたので、ある年代以上の人は印象に残っていることでしょう。そこで、ツイッター上でアンケートをとってみました。
オリエンタルグァバと言えば?
— TOPPY 川合登志和 (@toppy_net) 2016年8月12日
公式には「Let’s編」だそうです
46%で1位に輝いたのは「夢中夢中よトロピカル~」。やはり、この印象が強いですね。「グァバ~、レッツコーヒー、レッツオレンジー」でした。今や、オリエンタルのジュースはグァバだけで、コーヒーやオレンジジュースはありません。
1980(S55)年から流された、この「Let’s編」には15秒と30秒があり、30秒ではラストに「ファミリータイプもありまーす」とセリフが入っていました。CBCテレビの「どんぐり音楽会」を見ていた人は、その30秒バージョンをご存知だと思います。
そして1982(S57)年から流されたのが「We缶Do編」です。車に乗りながら、自販機の投入口にコインを投げ入れるという荒業。しかも、運転している男性は車から降りることなく、女性がスカートをはためかせながらジュースを取りだします。
「We can coffee、We can Guava、We 缶 Do」という、感覚的な歌詞と、河原龍夫さん(はーさん)の歌声が思い出されます。こちらは、テレビ愛知平日午後6時30分からのアニメ再放送枠「まんがのくに」で見た方が多いでしょうね。
こちらも、30秒バージョンがあったのですが、「コインひとつでハッピータイム」という歌詞が入っており、消費税導入によってジュースが110円となってからは、コインひとつでは無くなってしまったこともあってか、15秒が2回流れることが多くなりました。
肝心の味ですが…香りもいい!
では、久々に飲んでみましょう「オリエンタル グァバ」。「グァバはトロピカルフルーツを代表する果物です。特有の香りはフルーツのキングともいわれ、果実の優秀性は高い評価をされています」という、キング、果実の優秀性という、実に抽象的な解説文が書かれており、あの頃の味の印象には、思い出補正がかかっているのでは?と若干不安もあったのですが…。
氷を入れて飲んだら、さわやか、おいしい。もっと、ヌメっとしていた思い出もあったのですが、それはきっと、常温で飲んだ記憶があったからですね。
「お飲みになってえ~」ですね。
商品名はオリエンタルグァバですが、ふと品名を見ると「20%グァバ果汁入り飲料」とあります。そこは単純に「グァバ」とするわけにはいかないのね。
このジュースがあるおかげで、グァバという果物の知名度が、名古屋は他の都市より高い気がする。まあ、沖縄は別にしてね。CMは記憶にあるけど、実は飲んだことが無い…という方はぜひ。カレーに合うはず。
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